魅力あるキャッチコピーを作るコツ
ファーストビュー、つまりサイトを開いた直後に見える部分に含まれるキャッチコピーは商品の成約率を左右する重要な要素です。
人間は最初の「3秒」で「その先のページを読み進めるかどうか」を判断すると言われています。
たとえサイト内に優れたコンテンツが書かれていても、ページを読み進めてもらわない限りそのメリットを伝えることはできません。
では、読み進めてもらうための「キャッチコピー」はどのようにして作成すればよいでしょうか?キャッチコピーの作成は以下の点で物事を区分し、つなぎ合わせてみましょう。
キャッチコピー作成手順
①ターゲットの選定
②ターゲットのニーズ抽出
③商品の強みポイント
④数値
例としてこのごくありふれた「ボールペン」を「買いたい!」と
思わせるようなキャッチコピーをつけていきましょう。
[図表43]
ターゲットは誰ですか?
まずは「誰」がこの商品を買いたいのか、欲しているのかを明確にしましょう。
ボールペンで例えると、仕事で多用する「サラリーマン」をターゲットとして仮定します。ターゲットが決まれば、次はそのターゲットのニーズを探っていきましょう。
ターゲットは何を求めていますか?
仮定したターゲットが「おっ」と思うキーワード、つまり一度見たら思わず反応してしまうキーワードを抽出しましょう。
仕事でボールペンを多用するサラリーマンのニーズとは、一体どのようなものが挙げられるでしょうか?真っ先に考えられるニーズは「書きやすい」でしょうか。そして「きれいな字が書ける」「携帯しやすい」「疲れない」「デザイン性」「経済的」なども考えられます。
このように、ターゲットが求めているであろうニーズをキーワードとして書き出しましょう。
商品のメリットは何ですか?
続いて商品の強みを洗い出しましょう。つまりその商品のメリットを指し示すキーワードです。この例で考えると、ボールペンの強みをキーワードとして挙げていきます。
例えば「なめらかな書き心地」「速乾性」「にじまない」「軽量」「シンプル」「握りやすい」「インクが長持ち」「詰め替え可能」などが強みとして考えられます。
複数の組み合わせを考慮し、商品の強みを可能な限り書き出しましょう。
圧倒的インパクトを残す数値の秘訣
スーパーマーケットやコンビニで商品を購入する際、人間が最も注目する部分はどこでしょうか?
答えは金額の数字部分です。数字を入れることにより、人間の興味関心は大きく駆り立てられます。例えば「No.1」「99%が~」「1,000人も~」「5%の~」「10年の~」「2倍も~」などが挙げられます。
数字は人の衝動を駆り立てる魔法の言葉です。魅力的なキャッチコピーを作成するために必ず入れるようにしましょう。
組み合わせてキャッチコピーを作ろう
以上の4つをそれぞれ書き出したら、あとはそれを組み合わせてつなぎ合わせます。実際にボールペンを例に組み合わせた場合、以下のようなキャッチコピーが生まれました。
●約99%の方が実感!握りやすく、疲れない。『超』速乾性ボールペン
●わずか5%しか持っていない!耐久性2倍の経済的ボールペン
[図表44]
書き出した言葉を組み合わせるだけで簡単にキャッチコピーを作成することができます。
闇雲にキャッチコピーを考えるのではなく、言葉の組み合わせで魅力的なキャッチコピーを考えてみましょう。