集客は大分類のチャネルから
集客と言えば「SEO」「広告」を真っ先に思い浮かべる方も多いと思います。しかし、サイトに流入してくる経路は多種多様であり、その経路ごとに掴みべき特徴や対策も変わってきます。この章では、各流入経路ごとに見るべき視点をお伝えしていきます。
まず、集客の解析をする際の手順として、Googleアナリティクスの「集客 > すべてのトラフィック > チャネル」から確認しましょう。「チャネル」とは、集客の中で最も大きな大分類となります。
そして、セッション数、直帰率、コンバージョン率などに着目し、集客として「どこが強いのか」「どこが弱いのか」を確認します。
強いところはさらに強化する、弱いところは深堀りをして問題点を洗い出す、という全体の方針を決めることが重要です。
参照サイトから見ると改善インパクトが小さくなる理由
多くの方が「集客 > すべてのトラフィック > 参照サイト」を閲覧し、どこのサイトから流入しているかを見る傾向にあります。個々のサイトからの流入を確認する作業も重要ですが、「◯◯サイトからの流入が多いね」そこで一喜一憂していてもあまり効果は大きくありません。
参照サイトは最も小さい分類です。個々のサイトからの流入強化を狙っても、その改善自体が目標に到達する見込みは小さくなります。
反面、大分類のチャネルは目標に最も近い分類になるため、「どのチャネルを強化すれば目標到達できるか」を考え、そこから深堀りをして強化すべき改善策を出します。
[図表125]
例えば、「Socialが想定よりも低い、ではSocialの中でどこに問題があるのだろう?」⇒「深堀りするとFacebookからの流入は多いが、Twitterからの流入が思ったより伸びていない」⇒Twitterの投稿数アップと投稿コンテンツ見直しにより、Twitterからの流入数増加を狙う、といった考え方です。
まずは大分類の「チャネル」から強化すべき方向性を決めるようにしましょう。