記事化されていない唯一無二のコンテンツを作るには
ニュース記事やブログで情報はコンテンツを作成してから発信されるため、若干のタイムラグが生じてしまい、配信された記事を参考にコンテンツを作る際は既に情報が出回っていることも少なくはありません。
配信された情報は整理して記事化されているため、参考資料としての完成度は高く、コンテンツ作成に大いに役立つ事は間違いありませんが、まだ誰も記事化していない完全オリジナルを最優先して記事を書く場合は、タイムラグの影響もあり少し不利になります。
そんな時に役立つのがSNSを使った最新情報キャッチアップです。特にTwitterは頻繁に情報発信がおこなわれており、まだ世に出回っていないオリジナルコンテンツのネタ収集の場としては恰好のSNSです。
テレビやニュースで速報が発信される前にTwitter上で投稿されている事も多いほど、Twitterはリアルタイムに最新情報が飛び交っており、ここでキャッチアップした情報をもとに自分でコンテンツを組み立ててウェブ上に発信することで唯一無二のオリジナルコンテンツが完成します。
しかし、Twitterの投稿は膨大に流れており、取得したいキーワードを見つけるためにTwitterに常時張り付いておくわけにもいきません。
そこで、第5章で取り上げた「IFTTT」を「Googleスプレッドシート」を連携させて、取得したいキーワードがTwitterで投稿された際に自動的に投稿を取得してくる、最新情報収集の完全自動化を実現する方法を解説します。
IFTTTとGoogleスプレッドシートによる最新情報キャッチアップ
- 「IFTTT」にログインします。https://ifttt.com/
- 上部メニューの「Create」からレシピの作成をおこないます。
- 「If This」にWordPressを指定します。
※検索をするとスムーズに表示されます。
- 「New tweet from search」をクリック選択します。
これは「キーワードに関するツイートがあったときに」という条件になります。
- キーワードの設定画面に遷移します。「Search for」に取得したいキーワードを入力します。複数キーワードを取得したい場合は「OR」で取得可能になります。
キーワードを入力し終えたら「Create trigger」ボタンを押しましょう。
[図表233]
- 次は「Then That」の設定にうつります。
これは指定したキーワードのツイートが投稿された際のアクション先を指定します。
[図表234]
- ここではGoogle Sheetsを選択していきます。
[図表235] - 「Add row to spreadsheet」をクリック選択します。これは「シートの下部に1行ずつ追加する」という条件になります。
[図表236] - Googleスプレッドシートの設定をおこないます。
①Spreadsheet name・・・シートの名前です。お好きな名前で結構です。
②Formatted row・・・取得してくる情報です。
CreatedAT・・・ツイートされた日付
UserName・・・ツイートユーザー名
Text・・・ツイート本文
LinkToTweet・・・ツイート自体のURL
FirstLinkUrl・・・ツイートに含まれている最初のリンク※ここは収集した情報に合わせて追加/削除してください。
③Drive folder path・・・Googleドライブのフォルダーの場所(パス)を記入する箇所ですが、ここは「空白」にしておきましょう。自動的にIFTTTのフォルダが作られます。
※デフォルトでは「IFTTT/Twitter」と記入されていますが、Googleドライブにこのフォルダがなければ動作しません。そのため空白にしておくことをオススメしています。
[図表237]
- 設定が終わればレシピ画面に戻るため、「Continue」ボタンを押しましょう。
[図表238] - 次のページに遷移したら「Finish」ボタンを押せばすべての作業は完了です。
[図表239] - 正常に連携が完了していれば、Googleドライブ内に「IFTTT」のフォルダが自動的に作られ、指定したシート名で追加されています。
[図表240]
- 取得してくる情報で設定した項目が自動的に取得されます。
[図表241]
以上がTwitterから取得したいキーワードの投稿を完全自動収集する方法です。
すべて無料でおこなうことができ、膨大なツイートの中から知りたい情報のみをピックアップして収集することが可能です。
最新情報の自動収集としてぜひお役立てください。