商品販売数が少ない場合はアクセス解析自体が困難
商品が購入されない限り売上は発生しませんが、購入だけを最終ゴールに設定していると、特に高額商品を扱っている場合は顕著ですが、商品の購入に至る顧客数は非常に少なくなります。
例えば、自動車を専門に扱っているウェブショップの場合、販売数あたりの利益は大きいですが、販売数自体は多くはないでしょう。
第三章のアクセス解析で説明の通り、商品販売数=コンバージョン数、コンバージョン率は、サイトの改善ポイントを見つけ出す上で非常に重要な指標です。
しかし、この指標は商品販売数がある一定数なければ、改善ポイントを探るための正確な数値とはなりません。
ある一定数のコンバージョンがあることで、どのランディングページが販売に貢献しているのか、どのページが離脱の原因として改善すべきページなのかを判断する事ができるようになりますが、数がなければ途中経過のユーザー行動を効率化する事ができません。
最終ゴールにこだわらない、顧客行動をコンバージョンに設定
このような場合はマイクロコンバージョン、つまり最終ゴールの前に取る行動をコンバージョンとして計測することで「数」を取り、ページ改善ポイントを見つけてサイトの効率化を測る事が可能です。
例えばメルマガ登録者数をコンバージョンとして計測する事で、興味を持っている見込み客リストを抽出する、または資料請求によりさらに見込みの高い顧客リストを抽出する、などが考えられます。
「数」を取得して改善ポイントを発見する
マイクロコンバージョンは売上が発生する最終ゴールではないものの、コンバージョンの敷居を低くする事で数を計測する事ができるため、本来見つけにくかった改善ポイントの発見に貢献します。
購入前のユーザー途中経過行動として観測する事は、仮に最終ゴールのコンバージョン数が少なかったとしても実施した施策が「良かったのか、悪かったのか」の判断基準とする事ができます。
直接的、目先の売上だけにこだわらず、将来的な見込み客にも目を向けましょう。多くのマイクロコンバージョン獲得の意識一つで、稼ぐホームページを作ることができるようになります。