
Google広告で成果を正しく追跡するには、送信先の指定や正確なコンバージョン設定が必要です。
設定時の送信先指定や成果の発生条件に不備があると、せっかくの配信データが正しく反映されません。
サイトの運用環境に応じた適切な設置方法を選び、導入後の動作確認まで確実に進める手順を押さえましょう。
本記事では、Google広告におけるタグの設定手順をはじめ、設置後の動作確認や計測トラブルが発生した際の対処法までを解説します。
Google広告のタグ設定前に確認すること

Google広告のタグを新しく配置する前に、現在のサイトからどの管理アカウントへ数値が送信されているかを把握できていなければ、既存の計測設定を不意に破損させるリスクが生じかねません。
既存の計測を維持するには、稼働中のタグへ送信先を追加するか、新規にコードを設置するかを整理しましょう。
直接計測かGoogleアナリティクス(GA4)連携か、あるいはGoogleタグマネージャー(GTM)や利用中のCMS(※)を使うかによっても事前に確認すべき実務範囲が変化します。
用語メモ
専門的なプログラミング知識がなくても、管理画面からWebサイトのテキストや画像を簡単に更新・管理できるシステム(例:WordPress、Shopifyなど)
この章では、設定作業へ着手する前に整理すべきアカウントの関連付けや、計測手法および設置方法の選定軸について解説します。
既存のGoogleタグが存在するかの調査手順
Google広告のタグを新しく設置する前に、サイト内に既存のGoogleタグが存在するかを調査しましょう。
既存コードの有無を把握せずに作業を進めると、タグの二重設置による計測数値の重複や設定の破損を引き起こしかねません。
Googleの拡張機能「Tag Assistant Companion」を事前に導入しておくと、ブラウザの通信制限による接続エラーを防ぎ、テストを確実に完了させやすくなります。
※ブラウザのデベロッパーツール(F12キー)からソースコードを直接検索してタグを調べる手段も存在しますが、表示される情報量が非常に多く誤判定を引き起こすリスクを否定できません。
専門知識に不慣れな場合は、画面上で視覚的に判別できるTag Assistantの活用が安全です。
専門知識がない場合でも画面上で判別できるよう、導入手順を含めた確認方法を参照してください。
Chromeウェブストアから「Tag Assistant Companion」を追加する
tagassistant.google.com を開き、「ドメインを追加」から自社サイトのURLを入力して「リンク」を押す
別ウィンドウで自社サイトが開いたことを確認し、元の Tag Assistant の画面タブへ戻る
「続行」を押し、画面上部の「Google タグが見つかりました」の横に「GT-」「AW-」「G-」「GTM-」で始まる英数字が表示されているか確認する
画面に表示された英数字の種類と判断基準は、以下の対照表で照合してください。
| 表示される英数字 | コードの役割 | 判定結果と次の作業 |
| GT- / AW- / G- | Googleタグ(広告やGA4の共通計測コード) | 既存タグあり → アカウントの関連付けを確認する |
| GTM- | Googleタグマネージャー(タグ管理のコード) | GTM経由で設置済み → GTM側の設定を確認する |
| 表示なし | サイト内に対応コードが検出されない | タグ未設置 → 新規でコードを配置する |
いずれかのIDが検出された場合は、該当のタグが自社のアカウントと関連付いているかの確認へ移りましょう。
「表示なし」となった場合はGoogleタグ未設置と判断し、新規でコードを配置する手順を選択して構いません。
既存のGoogleタグと計測先の確認
前章でサイト内にGoogleタグが存在することを確認した後は、そのタグが正しくデータを送信できているかを確かめます。
コードが設置されていても、データ送信先が自社のアカウントと関連付いていなければ、成果を正常に集計できません。
既存タグをそのまま再利用できるか判定するために、以下を確認してください。
送信先に自社のアカウントが含まれていれば、既存のGoogleタグをそのまま運用可能です。
自社のアカウントが含まれていない場合は、既存タグの設定画面から送信先として自社のアカウントIDを追加登録しましょう。
設置元や管理者が不明なタグを変更する際は、既存の計測トラブルを防ぐため事前の確認を徹底してください。
Google広告での直接計測とGA4連携の選び方
Google広告の成果を設定する手段には、広告専用タグで個別に計測する「直接計測」と、GA4で記録済みのイベントを活用する「GA4連携」が存在します。
自社の運用目的や管理体制に合わせ、どちらの計測方法を採用すべきかは以下を参考に判断してください。
| 計測方法 | 選ぶ条件 | 成果を記録する仕組み |
| Google広告での直接計測 | 広告用の成果をGA4とは独立して設定したい | サイトの専用タグからGoogle広告へ直接データを送信する |
| GA4連携 | GA4で計測しているイベントを広告にも利用したい | GA4で計測したデータをGoogle広告へ取り込んで共有する |
両方の計測方法を併用して数値を検証する場合も、自動入札に適用するメインの計測元は1つに確定させましょう。
同一の成果を複数の計測元から重複して入札へ反映させると、機械学習による評価を誤らせる原因になりかねません。
GTM・直接設置・CMS連携の使い分け
Googleタグをサイトへ設置する手段には「GTM」「直接設置」「CMS連携」の3通りが存在します。
自社で編集できる領域や今後の更新頻度を踏まえ、適した設置方法を以下で確認してください。
→ GTM(GTMの管理画面で設定)
→ 直接設置(共通テンプレート等を編集)
→ CMS連携(CMSの管理画面で設定)
CMS連携を使用する場合、Googleタグ自体は設置できても、成果発生時のイベント計測まで自動化されるとは限りません。
事前に連携機能の対応範囲を確かめ、不足している場合は手動での設定追加が必要です。
また、GTMコードの埋め込みや直接設置でテンプレートを編集する作業には、サイトの編集・公開権限が欠かせません。
自社で対応できる作業範囲をあらかじめ整理し、権限が及ばない工程はWeb制作会社やサイト管理者へ早めに引き継ぎを行ってください。
Google広告で直接計測するコンバージョンの登録と設定

Google広告で直接計測を行う際は、タグを埋め込む前に管理画面でコンバージョンアクションを登録します。
購入完了ページの表示か特定のボタンクリックかという成果の定義に加え、一回の広告クリックで成果を何件数えるかの指定が欠かせません。
事前に管理画面へ登録枠を作成しておけば、サイト側で追加すべきタグやイベントの条件を迷わず設定可能になります。
成果の二重計上を防ぐカウント方法も含め、自社の計測目的に合わせた登録を進めましょう。
この章では、コンバージョンアクションの作成手順と集計条件の設定方法を詳しく解説します。
URLによる計測とイベントによる計測の選択
Google広告でコンバージョンを直接計測する手段には、「URLによる計測」と「イベントによる計測」の2種類が存在します。
自社のコンバージョン種別(購入・お問い合わせ・資料請求など)や送信データに応じ、適した計測方法を以下で確認してください。
→ URLによる計測(完了ページのURLと一致条件を指定)
→ イベントによる計測(手動設定を選び、コードやGTMでイベントを設置)

URLによる計測を行う際は、入力画面やフォーム途中のページと混同しないよう成果発生ページのみに一致する条件を指定しましょう。
「含む」で曖昧な文字列を設定してしまうと、サンクスページ以外の閲覧まで成果としてカウントされるので注意が必要です。
GTMでコンバージョンタグを設置する場合は、Google広告の画面でコードを使用する手動設定を選択してください。
画面上でURLを入れる簡易作成では、GTM側の設定に必要なタグIDやラベルを紐付けられません。
コンバージョンアクションの作成と集計条件の設定
コンバージョンアクションの登録では、識別用の名称だけでなく、自動入札への活用やカウント方法といった集計条件を同時に設定します。
設定した条件によってレポートへ反映される成果件数や機械学習に渡るデータが左右されるため、事前に自社の定義を明確にしておかなければなりません。
以下の手順に沿って登録を進めてください。
Google広告へログイン後、「目標」>「コンバージョン」>「すべてのコンバージョン」を開き、左上の「新しいコンバージョン」を選択する
「ウェブサイトで発生したコンバージョン」を選び、「データソースの編集」で対象ドメインをスキャン>使用するGoogleタグを指定し「完了」を押す。
表示名の項目のなかからコンバージョンに合うカテゴリを選び、各項目を入力する
「完了」を押し、コンバージョンアクションの作成を完了する
値を設定する際は、実際の売上金額なのか成果1件あたりの評価額なのかをあらかじめ統一します。
カウント方法の「1回」は同一ユーザーを永続的に除外する機能ではなく、1回の広告クリックに対して重複カウントを防ぐ設定です。
登録したアクションを自動入札に反映させるには、該当アクションが所属するコンバージョン目標をキャンペーン側でも適用しなければなりません。
なお、管理画面での登録完了だけではWebサイト上での計測は始まらないため、作成したアクションに応じたタグの設定作業へ移りましょう。
GTMでGoogle広告のタグを設定する手順

Google広告の成果をGTMで計測するには、サイト全体で機能するGoogleタグと、成果発生時に動くコンバージョンタグの2つを設定します。
あらかじめWebサイトへGTMコードを設置していることが前提です。
Google広告で発行したコンバージョンIDやラベルを用意し、配信する条件と紐付けて設定を進めます。
この章では、GoogleタグIDの確認方法とGTMを使ったタグの設定からテスト・公開に至る具体的な手順を解説します。
GoogleタグIDの確認方法
GTMでの設定に必要なGoogleタグIDは、Google広告の管理画面から取得します。
事前にIDを手元へ用意するため、以下の順で画面を操作してください。
Google広告へログインし、「目標」>「コンバージョン」>「すべてのコンバージョン」から作成済みのアクション名を選択する
ページ下部にある「データソース/イベント」欄の右側青字の「管理」を選択する
Googleタグと書いてある枠の右側「設定」を押し、「手動でインストールする」枠内のコード(
gtag('config', ...))に記載されている「GT-」または「AW-」で始まる文字列をコピーする
※「GT-」と「AW-」は機能としては実質同じ役割(Google広告へデータを届ける識別子)であり、作成された時期やタグの形式によって表記が分かれています。
取得した文字列は、GTMで全ページ共通の「Googleタグ」を作成する際の「タグID」欄へそのまま使用します。
Googleタグの設定と送信先の指定
GTMで配信するGoogleタグには、前章で取得した送信先アカウントのタグID(「GT-」や「AW-」から始まるコード)を指定します。
対象サイトのGTMワークスペースを開いて、以下の順で設定を進めてください。
GTMの左メニューから「タグ」を開いて右上の「新規」を押し、×印横に識別しやすいタグ名を入力する
「タグの設定」エリアをクリックし、「Google 広告」>「Google Ads」を選択する
「Conversion ID」欄へ、前章で確認・コピーしたGoogleタグIDを入力する
次に「トリガー」エリアを選択し、「Initialization – All Pages(初期化 – すべてのページ)」を指定する
右上の「保存」を押し、Googleタグの設定を完了する
「初期化 – すべてのページ」は、通常のページビューより先行してGoogleタグを読み込ませる設定です。
Googleタグには広告のクリック情報を保持する機能が含まれているため、サイト全体で読み込まれる設定であれば、別途コンバージョンリンカー(クッキー保持用のタグ)を個別に設置する必要はありません。
コンバージョンIDとラベルの確認方法
GTMで個別のアクション(購入や問い合わせなど)を計測するコンバージョンタグを作成するには、送信先を特定する「コンバージョン ID」と「コンバージョン ラベル」の2つが必要です。
手元に必要なコードを用意するため、以下の順で画面を操作してください。
Google広告へログインし、「目標」>「コンバージョン」>「すべてのコンバージョン」から作成済みのアクション名を選択する
ページ下部にある「データソース/イベント」欄の右側青字の「管理」を選択する
画面上部のタブから「Google タグ マネージャーを使用する」を選択する
画面上に表示された「コンバージョン ID」(数値)と「コンバージョン ラベル」(英数字)をそれぞれコピーして控える
確認したIDとラベルは、GTMでコンバージョンタグを設定する際の専用項目へそれぞれ入力します。
アクションごとにラベルの値は変化するため注意しましょう。
コンバージョンタグとトリガーの設定・公開
GTMで成果を計測するコンバージョンタグには、前章で控えたコンバージョンIDとコンバージョンラベルを設定します。
成果が発生したタイミングでタグを動作させるトリガーと紐付けて管理しなければなりません。
手元にIDとラベルを用意し、以下の順で設定を進めてください。
GTMの左メニューから「タグ」を開いて右上の「新規」を押し、×印横に識別しやすいタグ名を入力する
「タグの設定」エリアをクリックし、「Google 広告」>「Google 広告のコンバージョン トラッキング」をクリック
「コンバージョン ID」と「コンバージョン ラベル」の欄へ前章で確認した値を設定する
取引ごとの購入金額を送る場合は「コンバージョン値」、画面の再読み込みによる二重計測を防ぐ場合は「注文 ID」の欄へGTMの変数を割り当てる(不要な項目は空欄のままで可)
次に下部「トリガー」エリアを選択し、完了ページの表示やボタンクリックなど成果発生時に一致する条件を指定する(一覧になければ追加する)
右上の「保存」を押し、コンバージョンタグの作成を完了する
購入金額や注文IDといった動的な値を送信するには、サイト側でデータレイヤーを用意したうえでGTMの変数を割り当てなければなりません。
完了ページのURLが変わらないフォームでは、送信完了時に発火するカスタムイベントを開発側へ依頼してトリガーに指定します。
公開前に必ず、プレビューモードで意図通りに発火するかテストを完了させましょう。
一般ユーザー権限では公開作業を行えないため、権限がない場合は権限を持つ管理者への依頼が必要です。
サイトへタグを直接設置する手順

サイトのHTMLや共通テンプレートを編集してコードを配置する直接設置では、用途の異なる2種類のタグを使い分ける必要があります。
サイト全体で動作するGoogleタグに加え、成果の発生タイミングで動くイベントスニペットを正しい位置へ書き込まなければなりません。
プログラムの改修や編集権限を要する工程については、事前に開発担当者へ依頼して進めてください。
この章では、Googleタグの取得手順からイベントスニペットを正しく埋め込む方法までを詳しく解説します。
Googleタグの取得とサイト全体への設置
Googleタグは、Google広告の管理画面から取得して各ページのhead要素内へ配置します。
前章の手順と同様にコンバージョンアクションの詳細画面からコードを取得し、以下の順で組み込みを進めてください。
Google広告へログインし、「目標」>「コンバージョン」>「すべてのコンバージョン」から作成済みのアクション名を選択する
ページ下部にある「データソース/イベント」欄の右側青字の「管理」を選択する
Googleタグ枠の右側「設定」を押し、「手動でインストールする」枠内に表示されたコード全体をコピーする
自社サイトの管理画面(WordPressなど)やサーバーへ切り替え、共通テンプレートまたは対象ページのHTMLファイルを開く
<head>の開始直後へコードを貼り付け、変更内容を保存して本番環境へ公開する
すでに同じGoogle広告アカウントのGoogleタグがサイトへ設置されている場合は、既存コードをそのまま活用できます。
完了ページの表示(URL指定)で成果を判定する設定であれば、Googleタグの配置だけで計測の準備が整います。
ボタンクリックなどを成果とする手動計測を選んだ場合は、次章で解説する追加コード(イベントスニペット)を設置しなければなりません。
イベントスニペットの追加と成果発生条件の指定
イベントスニペットは、特定のコンバージョンアクションへ成果データを送信する専用コードです。
成果を判定するタイミングに応じて適切な場所へ配置しなければならないため、まずは以下の表で設置箇所を確認してください。
| 計測するタイミング | コードの設置箇所 | 追加する処理 |
| 完了ページの読み込み | 完了ページの<head>内(Googleタグの直後) | ページ表示時に自動で送信処理を実行する |
| ボタンやリンクのクリック | 該当ボタンがあるページの<head>内(Googleタグの直後) | クリック時に送信関数(gtag_report_conversion)を呼び出す |
クリックや画面遷移のないフォーム送信を成果とする場合、HTMLへコードを貼り付けるだけでは送信処理が機能しません。
以下は設定時の具体的なチェック項目と実装方法です。
該当要素の
onclick属性から送信関数を呼び出す設定を追加する
URLが変わらない画面では送信成功時のイベント処理を開発側へ依頼する
コード内の
valueに注文金額、currencyに通貨コードを動的に代入する
コード内の
send_toが対象アクションのIDと一致しているか確かめる
誤ったアクションのコードを配置した場合、目的の成果へ数値が正しく反映されなくなるため注意が必要です。
GA4のイベントをGoogle広告の計測に連携する手順

GA4ですでに計測しているイベントを活用する場合、GA4プロパティとGoogle広告アカウントを連携して対象の成果を取り込む設定を行います。
ただし、すでに解析側でデータを測定できている場合は、WebサイトへGoogle広告専用のコンバージョンタグを個別に追加する必要はありません。
適切な連携先を選択し、広告運用に必要なキーイベントを正しく紐付けて設定を進めてください。
以降では、アカウントのリンク手順からキーイベントを設定・確認する具体的な流れについて解説します。
GA4とGoogle広告のリンク設定
GA4のデータをGoogle広告へ共有するには、GA4の「編集者」以上とGoogle広告の「管理者」という2つの権限が必要です。
両方の権限を保持するGoogleアカウントでGA4へログインし、以下の順でリンク設定を進めてください。
GA4の管理画面を開き、左メニューの下部「管理」>「サービス間のリンク設定」>「Google 広告のリンク」を選択する
右上の「リンク」ボタンを押し、「Google 広告アカウントを選択」から連携対象のアカウントを選択する
10桁のアカウントIDを照合して「確認」を選択後、「次へ」の順に進む
パーソナライズド広告の設定を確認し、「自動タグ設定を有効にする」が選択されていることを確かめる
「次へ」で設定内容を確認し、「送信」を押してリンク作成を完了する
自動タグ設定は、広告クリック時の識別情報をパラメータとしてURLへ自動付与する機能です。
サイト上へコードを直接書き込む作業とは異なり、GA4のデータを広告のクリック情報と紐付ける役割を果たします。
完了後はリンク一覧画面を確かめ、目的のアカウントが正常に連携されているか確認してください。
すでに正しい連携が完了している環境であれば、重複して設定をやり直す必要はありません。
連携したGA4イベントの成果設定と確認
連携が完了したGA4プロパティ内のイベントは、GA4側でキーイベントとして指定することでGoogle広告の目標画面へ自動共有されます。 共有された成果を自動入札に活用するには、Google広告の管理画面で最適化設定を行わなければなりません。
GA4側のイベント指定からGoogle広告での設定までの流れは、以下のリストで確認してください。
GA4の「管理」>「データの表示」>「イベント」を開き、対象イベントの「キーイベントとしてマーク」を有効にする
Google広告へ切り替え、「目標」>「コンバージョン」>「概要」を開いて該当のイベントが自動反映されているか確認する
(直後にGoogle広告の「概要」画面を開いても、まだ反映されていないケースがよくあります。設定直後は数時間ほど時間を置いてから画面を確認してください。)
アカウント連携を完了する前の過去データはGoogle広告へ遡って反映されないので注意しましょう。
登録直後は反映まで時間を要するため、焦らずにデータの更新を待って確認してください。
設置したタグの動作と計測結果を確認する方法

タグの設置作業を終えた後は、ブラウザ上でのデータ送信とGoogle広告の管理画面における集計結果をそれぞれ確認しなければなりません。
サイト上でタグが動いた事実と、広告の成果としてレポートへ正常に記録されることは区別して捉える必要があります。
テストツールでの動作検証と管理画面での反映チェックを順を追って実施してください。
ここでは、Tag Assistantを活用したテスト方法や管理画面におけるステータスの確認手順について解説します。
Tag Assistantによる発火と送信内容の確認
Tag Assistantを活用して、ユーザー操作に応じて送信されたイベントや詳細データ(パラメータ)を検証しましょう。
本番サイトで購入や問い合わせの操作を実際に再現し、正しいタイミングと送信先で処理が実行されているかを確かめなければなりません。
以下は、検証を進める具体的なステップです。
tagassistant.google.com を開き、「ドメインを追加」から自社サイトのURLを入力して「リンク」を押す(フォーム画面やトップページを指定し、ユーザーが入力から送信に至る一連の遷移を再現しましょう)
画面上に「GTM-XXXXXXXXXでデバッグが無効になっています」と表示された場合は、青いボタンの「「ライブ」バージョンをデバッグ」を選択して公開中の動作を検証する
フォームの入力途中や必須項目未入力での送信エラー操作を実際に行い、送信完了前にコンバージョンタグが誤って「配信されたタグ」へ移動していないか確認する
個別の「配信されたタグ」をクリックして詳細画面を開き、表内の「タグ ID」欄や下部カードで正しいIDがセットされているか確認する
(売上金額や注文番号を送る設定では、データ内に実際の金額や注文IDが正しくセットされているかチェックする)
GA4連携の構成では解析側へイベントを送るため、同じ成果に対してGoogle広告の専用コンバージョンタグを二重で発火させる必要はありません。
タグの表面的な発火表示だけでなく送信データの内容まで精査することで、別の送信先への誤転送や必要なパラメータの取得漏れを確実に防げます。
Google広告のステータスとレポートへの反映確認
Google広告でデータの受信状況を調べます。
「目標」>コンバージョン>「概要」を開き、「すべてのコンバージョンアクションを表示」をクリックしましょう。
そこから該当するアクションを探して、「トラッキングステータス」の列を確認してください。
| 表示されるステータス | 状況と意味 | 確認するポイント |
| 有効 | タグが正常に作動し、成果を記録している | 対象アクションの件数やコンバージョン値を確認する |
| コンバージョンを確認中 | タグ設置は検知されたが、成果記録の確認段階にある | レポート期間の指定やテスト操作での発火状況を確認する |
| 設定が不適切 | タグの不備や未設置など問題が発生している | ステータスをクリックして表示される警告内容を確認する |
| 未確認 | タグからのデータ送信が一度も検知されていない | トラブルシューティングを開いて設定を再検証する |
「設定が不適切」などの表示が出た場合でも、設定全体が壊れているとは限りません。
ステータスの同期にはタイムラグが生じるため、設定直後の表示だけで焦らず対応する必要があります。
ステータス確認後は、キャンペーンレポートで各成果が意図通りに集計されているかを検証します。
レポート上で数値や内訳を確認する際のポイントは以下です。
レポート画面で「分割」>「コンバージョン アクション」を選択し、キャンペーン全体の数字を成果別の内訳に切り替える
評価用の「サブ」成果を確認する場合は、「コンバージョン」列ではなく「すべてのコンバージョン」列を見る
数値は「成果が発生した日」ではなく「広告がクリックされた日」に記録されるため、対象期間の指定に注意する
広告を経由しないテスト操作のアクセスは、タグが動いても広告レポートへは反映されません。
設定変更後はデータが更新されるまで時間を置いて確認してください。
タグが動かない・計測数が合わないときの対処法

計測トラブルが発生した際は、サイト上での送信エラーなのか管理画面での集計エラーなのかを最初に切り分けなければなりません。
Tag Assistantでの発火結果とGoogle広告のレポート数値を突き合わせ、不具合が起きている段階を特定する必要があります。
問題の発生箇所のみを正確に把握すれば、正常に動いている他の設定を崩さずに修正を進められます。
トラブルの原因を速やかに突き止めるため、まずは不具合が起きている段階を正確に見極めましょう。
最後に、タグが発火しない原因の調査手順や数値ズレへの対処法について詳しく解説します。
タグの未検出・未発火の原因調査と修正
サイト上でタグ自体が読み込まれていない場合はコードの配置を、GTMは動いているのに成果タグが発火しない場合はトリガーの条件を調べなければなりません。
不具合の理由がコードの追加漏れなのか発火条件のミスマッチなのかによって、調査および修正するポイントは異なります。
主な症状別の調査箇所と具体的な対処方法については、以下を参照してください。
修正方法タグが抜けているテンプレートへコードを追加する
修正方法編集したコンテナの変更内容を公開する
修正方法成果成立のタイミングでイベントを送る処理へ修正する
修正方法実際のURLやイベント名に合わせて発火条件を修正する
修正方法テスト環境で該当の拡張機能を無効化して再接続する
Tag Assistantでエラーが出て接続できない場合でも、タグが設置されていないとは限りません。
広告ブロック機能や一時的な読み込み不具合の可能性もあるため、別のページでも接続を試して原因を確かめてください。
上記の修正で解決しない場合は、サイトの仕様や外部連携に原因がないか視点を切り替えます。
以下は、不具合が解消されない場合に確認すべき追加の調査項目です。
同意前にタグを制御する設定か確認し、同意後も動かない場合はツールの状態更新とGTMの配信条件を照合する
フォーム送信や画面遷移のコード処理に問題がないか確認し、不具合があれば対象URLと再現手順を開発担当者へ共有する
- 同意管理ツールの動作状況:同意前にタグを制御する設定か確認し、同意後も動かない場合はツールの状態更新とGTMの配信条件を照合する
- プログラムの改修が必要な領域:フォーム送信や画面遷移のコード処理に問題がないか確認し、不具合があれば対象URLと再現手順を開発担当者へ共有する
修正作業の完了後は、成果発生時の正常なデータ送信と発生前の未送信をあわせて確かめることが重要です。
不具合の発生箇所をひとつずつ特定し、他の正常な設定を崩さないよう慎重に修正を進めてください。
コンバージョンの未計測・重複・数値差への対処
タグが正常に作動していても、送信先の設定ミスやタグの二重設置によって管理画面の数値が合わなくなるケースが存在します。
他の解析ツールや社内システムとの数値差は集計条件の違いから生じる場合も多いため、必ずしもタグの故障とは言い切れません。
発生しやすいトラブルの症状と具体的な対処法については、以下を参照してください。
修正・対処方法GTMのコンバージョンIDやGA4連携イベント名を正しく打ち直す
修正・対処方法リダイレクト時にURL末尾の識別情報が保持されるようシステムを修復する
修正・対処方法不要な設置方法を廃止し、自動入札へ使うメインの計測元を1つに絞る
修正・対処方法注文ごとに一意の番号を動的に送信する設定を追加する
修正・対処方法「コンバージョン(コンバージョンの日時別)」列を使い同じ期間・定義で比較する
対照表を参考に設定を修正した後は、サンクスページでのテスト送信実行とレポートでのデータ反映を順番に確認する必要があります。
以下は、数値の修正検証を正しく進める際のチェックポイントです。
広告クリック日から集計が完了するまでには一定の時間がかかります。
修正テスト直後の表示だけで成否を決めず、レポートの反映を待って判断しなければなりません。
まとめ
Google広告のタグ設定では、単にコードを設置するだけでなく、自社の運用環境に合う計測方法を選択したうえで送信先や発火条件を正しく揃えることが重要です。
プレビューでの動作確認やレポートのステータスチェックを行い、手動で調整できる設定と開発担当者への依頼が必要な領域を切り分けて対応を進めてください。
株式会社トモシビでは、Google広告やGTMのタグ設定、Webサイトの計測トラブルに関する設定支援を行っています。
タグの設置手順や計測結果に不安がある場合は、自社のWebマーケティング課題についてお問い合わせください。




