サイトの改善ポイントを見つける方法
「サイトのどこを改善すれば良いかわかりません」といった質問も頻繁に受けます。
サイトの改善点を見つけ出すためのフローは以下のとおりです。
①【仮説検証】サイトを見ていく中で疑問に思ったこと(仮説)をデータ(Googleアナリティクス)で検証する。
②【問題発見】検証で悪い数値があらわれていれば、どこに原因があるのかを深堀りして問題点を見つけ出す。
③【対策立案】見つけ出した問題を改善するための施策を考える。
[図表124]
【仮説】
まずはGoogleアナリティクスを見るのではなく、そのサイトを一般のお客様として観察してみましょう。つまり、サイトを閲覧して、最終購入までを自分自身で試してみるということです。
そして、観察する中で様々な違和感を感じる時が出てくると思います。
例えば、「この商品説明だけではわかりにくい」「商品の写真がこの角度だとイメージしにくい」「購入方法が少しわかりづらいな」
このように、自分自身が疑問に思ったことをまずはメモにすべて書き留めましょう。その上で検証のフローにうつります。
【検証】
その疑問に思っていた箇所が「Googleアナリティクス」上に数値として現れているのかを確認します。
「この商品説明だけではわかりにくい」⇒そのページで離脱が多く発生していないか?
「購入方法が少しわかりづらいかな」⇒フォーム以外の別ページへ多く遷移していないか?
つまり、仮説をGoogleアナリティクスのデータで検証をするということです。
【問題発見】
検証で悪いデータを深堀りして確認していく中で、それが数値として現れているのであれば、どこに原因があるのかをさらに深堀りして問題点を見つけ出します。
【対策立案】
問題点が見つかれば、その問題を改善するための施策を考えていく、という流れで見ていくようにしましょう。
いきなりGoogleアナリティクスを見ていても、改善点はなかなか見えてきません。まずは一般ユーザーの視点でサイトを観察し、問題点を見つけるようにしてください。Googleアナリティクスの数値を見るのはその後です。