ページ内で取った行動から改善ポイントを把握
サイトに入ってきた後に、どこでよく直帰が発生しているのか、つまり「1ページしか見ずに2ページ目以降を見てくれないランディングページはどこか」、さらにページを見てくれてはいるが、お申し込みに至る前に離脱をしてしまっているページ、つまり「ユーザーを多く取りこぼしているページはどこか」、こうしたサイトコンテンツに問題があるページを把握することができます。
どのページが「直帰」「離脱」が多いのか、そのページをしっかりと改善して「お申込みフォーム」へユーザーを流し込む施策を考えることができます。
直感だけでサイトのコンテンツを改善するのではなく、アクセス解析を基本とし、根拠に基づいて「正確なサイト改善ができる」、そのためには、サイト内行動を分析する必要があります。
行動 > サイトコンテンツレポート
ここではサイト内行動を分析できる「行動 > サイトコンテンツ」レポートを説明します(図表51)。
[図表51]
【ランディングページ】「ランディング=着地」つまりユーザーが最初に訪問したページのことです。2ページ目以降を見てもらう「回遊」を促す必要があるとすれば、ランディングページで特に見るべき指標は「直帰率」です。直帰率が高いランディングページは1ページのみでサイトを離脱している割合が高いことを示しているため改善が必要です(図表52)。
[図表52]
【離脱ページ】そのページで離脱、つまりそのページを最後にサイトを離れてしまったページのことです。離脱が多いということはそのページで多くのユーザーを取りこぼしているという事をあらわします。ヒートマップツールなどを使い、離脱ポイントを確認して改善する必要があります。
※離脱が多くても問題のないページもあります。例えば、商品購入完了画面の「サンクスページ」はコンバージョンが達成されているため、離脱が多くても問題はありません。
[図表53]
前のページと離脱のページの関係性が重要
離脱には「前のページ」と「離脱のページ」との関係性が非常に重要です。「AページからBページに遷移した際の離脱が多い」ということは、そのページ間の関係性が悪いことが考えられます。
例えば、Aページでは「今なら無料、詳しくは次のページへ」と記載があるが、Bページでは「販売価格が1万円になりました」と記載されていることを考えてみましょう。ユーザー想定していた内容と異なり、不満から離脱する結果となります。
[図表54]