ブラックハットSEO
検索エンジンでより上位の掲載順位を取ることは、流入数はもちろん売上を上げるためには重要な作業です。この検索エンジンの上位を狙うためにサイトのコンテンツ改修をおこなうことを「SEO」と呼びます。
SEOで上位表示させるためには、Googleにサイトを評価してもらう必要があります。この評価を狙って2000年代には「ブラックハットSEO」が大流行しました。
ブラックハットSEOとは、検索順位で上位表示を狙うために、Googleのアルゴリズムを欺いて上位表示させる方法です。
【ブラックハットSEOの例】
①被リンクの大量設置
②キーワード不自然に埋め込んだ文章
③コピーコンテンツ
Googleのアルゴリズムは機械が評価しているため、人間の価値にもとづいた評価はできません。
①の被リンクは、たくさんのリンクが張られていることにより「人気のサイト」と、②キーワードの乱用は「そのキーワードについて詳しく記載されたコンテンツ」とGoogleの機械を欺ことができました。
つまり、従来は一定のテクニックのみで誰でも簡単に上位表示を実現することが可能でした。
しかし、現在はテクニックを駆使したブラックハットSEOは通用しなくなりました。
Googleが実施した2大アップデート「ペンギンアップデート」「パンダアップデート」はまさにブラックハットSEOで上位表示化を実現していたサイトの取り締まりです。
【ペンギンアップデート】有料で購入した被リンク、自作自演の被リンクの取り締まり
【パンタアップデート】他サイトのコピーコンテンツや低品質なコンテンツの取り締まり
2大アップデートにより、ブラックハットSEO業者は淘汰され、上位表示されていたサイトはペナルティを受け、検索ランキング圏外に飛ばされて流入が0になってしまった事例もあります。
Googleが評価しているホワイトハットSEO
Googleが検索で上位表示させる目安は「ユーザにとって本当にそのページに価値があるのか」という人間の価値に近い評価基準へと変わってきました。
このように、ユーザーにとって価値のあるページを上位表示化させる手法を「ホワイトハットSEO」と言います。
Googleが目指している検索エンジンは「ユーザが検索したキーワードに対して、適切にその結果を返す」、そのようなサイトを上位表示させるようにアルゴリズムが組まれています。
Google検索のアルゴリズムは常に進化しており、ユーザーが探している情報を的確に返すように日々改善・アップデートされています。
この章では、ユーザのためのサイトを作る「ホワイトハットSEO」を前提に、検索エンジン流入増加を実現するためのSEOについて解説します。