被リンクは今でも重要な指標
「ペンギンアップデートにより、被リンクに対する評価が厳しくなった」、そうは言っても被リンクはそのサイトの「人気」をあらわす指標であり、被リンクがSEOに与える影響は現在もまだ健在です。
リンクには「内部リンク」と「外部リンク」があります。
【内部リンク】サイト内に張り巡らせたリンク
【外部リンク】外部サイトからつけられたリンク
ここでは、内部リンクと外部リンクの適切な扱い方について説明します。
内部リンクとは
自分のサイト内でのリンクをあらわします。
グローバルメニュー(ヘッダメニュー)やフッターメニューは内部リンクの象徴でしょう。
[図表197]
[図表198]
内部リンクを張ることで、リンクを張られたページは上位表示され易くなるため、自分のサイト内のリンクは必ず張り巡らせておきます。サイトのトップページが上位表示化されやすくなる仕組みとしては「あらゆる内部ページからリンクされている」ことも一つの要因です。
また、Googleがサイトを評価するために巡回する「クローラー」は、このリンクを辿ってサイトの情報を収集します。
つまり、リンクが張られていないページにはクローラーがたどり着きにくく、評価どころかインデックス(検索に引っかかる事)すらされない状況にも陥ります。
サイトを巡回して適切に評価してもらうためにも、内部リンクは重要な役割を与えています。
内部リンク状況はGoogle Search Consoleで把握することができます。
- Google Search Consoleの左メニュー「リンク」をクリック
[図表199]
- 内部リンクを確認
[図表200]
外部リンクとは
サイトの人気を示す指標として効果が高い外部リンクですが、現在は外部リンクの数よりも質が重視、つまりどのようなサイトからリンクがされているのかが重要視されています。
ペンギンアップデートより、有料で購入したリンクや自作自演のリンクなど、低評価リンクは被リンク効果を持たなくなりました。
自然リンクと有料リンクの判断基準
自然と張られたリンクなのか、有料で購入して意図的に張られたリンクなのか、これは被リンクが張られた本数とその流入数にも影響していると言われます。
被リンクはいわば「あのサイトを紹介したい」との想いから自然とつけられるものであり、リンクされれば一定数の流入が当然に見込まれます。
しかし「100本の被リンクが張られたが、その100本の被リンク経由の流入数は10だった」、このような場合、有料購入したリンクと判断され、被リンク効果は無しであると判断されてしまいます。
自然発生したリンクこそが評価されるため、コンテンツを作る際は「リンクしたい」と思える記事を作成することが求められます。
よくリンクされやすい記事の特徴としては「専門性の高い記事」「無料お役立ち情報」などがあげられます。
「100個の薄い内容の記事」より「1個の濃い内容の記事」のほうが圧倒的に被リンクは増加します。