まずは自分のサイトの立ち位置を把握することが大前提
SEOの基本は「検索順位を把握する」ことです。あるキーワードの検索順位で上位表示化を実現する、となった際は必ず競合が存在します。「競合がどの程度上位にいるのか」ということをまずは把握することが重要です。あるキーワードで検索した際に例えば自社のサイトが今は「20番目」の位置だから「1番目に持ってきたい」というように、まずは自分の立ち位置を把握することからスタートさせましょう。
そのためにおこなう作業は、
- 上位表示させたい目標キーワードを書き出す
- そのキーワードで検索をかけた時に検索結果上位の競合サイトを把握
- 自分のサイトの現在の順位を把握
となります。
競合サイトの順位確認方法①
競合サイトを確認する際は、利用しているブラウザにより異なりますが下記のモードで調査をします。
【Google Chromeの場合】シークレットブラウズ
【Internet explorerの場合】InPrivateブラウズ
【Safariの場合】プライベートブラウズ
普段何気なく触っているブラウザには、利用者が頻繁に見るサイトやその関連サイトが自動的に上位表示されるよう便利機能として「閲覧履歴」や「cookie」などのデータが保存されています。
最近は検索順位が明確に表示されなくなり、「平均掲載順位」として表示されるようになりました。
その理由として、現在のGoogle検索はユーザーによって表示される結果が異なっているからです。
例えば、「うどん」と調べてみましょう。もしあなたが今「東京」に居るのであれば「東京のうどん屋」が表示されているはずです。一方、「大阪」に居るのであれば「大阪のうどん屋」が表示されるはずです。
つまり、Googleは「ユーザーが今いる場所」により表示を切り替えているわけです。
場所だけではなく、ユーザーが普段よく検索をしているキーワードに関連するページをより上位に表示される、というように「ユーザによって検索表示結果が変わる」という状況になっています。
つまり、通常のブラウザで検索をすると正確な検索順位が測れなくなります。
自分の閲覧履歴に左右されずに正確な掲載順位を確認するためにも、必ずシークレットブラウズで確認しましょう。
[図表175]
競合サイトの順位確認方法②
自社の検索順位を調べる方法として「Google Search Console」を利用することができます。
Google Search Consoleを使うことにより、そのキーワードで検索したときに自社のサイトが大体何番目に表示されるのかという「平均掲載順位」を閲覧することができます。
- Google Search Console にログイン
- 左メニュー「検索パフォーマンス」をクリック
[図表176] - グラフ内の「平均掲載順位」をクリック
[図表177]
- 下部の表内の「フィルタ」⇒「検索キーワード」にチェック
[図表178]
- キーワード候補を入力すると、平均掲載順位を把握できます。
「Google Search Console」を活用することにより、自社のサイトの平均掲載順位を把握することができるため、自社のサイトの立ち位置を把握することができます。
キーワード順位を測定できるツール
上位表示させたい目標キーワードの順位推移を観察するには、下記のツールが役に立ちます。
①GRC(無料)
パソコンインストール型の順位計測ツール。3つまでのURL登録であれば無料で利用できます。Google / Yahoo! / BING の検索エンジンから最大300位までの順位をチェックすることができます。
[図表180]
②BULL(有料)1,150円/月額~https://bullseo.jp/
クラウド型でインストール不要のツール。クラウドのため、自宅以外のパソコンでもスマホでも順位の確認できます。無料体験版も用意されています。
[図表181]
まずは競合の調査、そして自分のサイトの現状を把握して、どこを目標にするのかを検討することから始めましょう。