【Contact Form 7】コンバージョンの設計方法（GTM／GA4）

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【Contact Form 7】コンバージョンについて

WordPressを利用している場合、簡単に申し込みフォームを設置できる「Contact Form 7」は非常に便利なプラグインです。
しかし、デフォルトの設定では「Contact Form 7」のコンバージョンは計測できません。

　コンバージョンとは　Webマーケティングにおいて最も重要な指標です。
サイトの目標・目的を達成する事を指し、「お申込みの完了」や「購入の完了」等があります。
コンバージョンはサイトの運営目的によって異なります。

Contact Form 7を利用している場合、コンバージョンとして「お問い合わせの完了」を設定することが多いでしょう。
このような場合、「お問い合わせ完了ページに到達した数」を計測対象として設定するケースが一般的です。
しかし、Contact Form 7は送信ボタンを押しても
お問い合わせ完了ページ（サンクスページ/サンキューページとも呼ばれます）には遷移しません。

下記のように送信ボタン押下後に完了メッセージが表示されますが、
ここで気をつけたいことは「送信後のページURLが変わっていないこと」です。

このように、フォーム送信後もURLが変わっていません。
お申込み完了（ページ到達型）をコンバージョンとして計測する場は「完了ページへの到達数」をカウントするため、原則としてフォーム送信完了ページ（サンクスページ）へ遷移しなければ数を計測することができません。
このような場合、下記の方法でコンバージョンを計測することができます。

【Googleタグマネージャー】コンバージョン計測設定

1. Googleタグマネージャーにログイン

Googleタグマネージャーにログインします。
https://tagmanager.google.com/

2.トリガーの設定

次に左メニューから「トリガー」を選択し、「新規」ボタンをクリックします。
トリガーの名前に「Contactfoam7送信」と入力し、「トリガーのタイプを選択」で「ユーザーエンゲージメント」の中から「フォームの送信」を選びます。

3.すべてのフォーム or 一部のフォームを選択

複数の問い合わせフォームがサイトに存在し、それぞれを別成果として計測したい場合は「一部のフォーム」を選択した後、フォームが設置されているページのURLを指定すると個別に計測ができます

4.タグの設定

左メニューから「タグ」をクリックし、「新規」をクリックします。
上部に名前「ContactForm7送信」と入力し、「タグの設定」右上鉛筆マークをクリックします。
「Googleアナリティクス」から「Googleアナリティクス：GA4イベント」を選びましょう。

以下の設定を行います。

測定ID：Googleアナリティクス管理画面の「データストリーム」＞「測定IDのG-で始まるID」を入力
※Googleアナリティクスログイン
https://analytics.google.com/analytics/web/

イベント名：任意のイベント名。ここで設定したイベント名がGA4のイベントとして送信されます。
「form_complete」等、分かりやすいイベント名をつけましょう。

その後、「トリガー」をクリックし、先ほど設定したトリガーを選択します。
戻ったページで保存ボタンを押します。
上部メニューの「公開ボタン」をクリックします。

以上で計測の準備は完了です。

【Googleアナリティクス】コンバージョンとして選択

5.イベントをコンバージョンとして選択

既にフォーム送信イベントが発生している場合は、管理画面の「コンバージョン」の中に先ほど設定したイベント名が上がってきているはずです。
送信されたイベントの「コンバージョンとしてマークを付ける」にチェックをつけましょう。

※作成したイベント名が表示されていない場合は、まだイベントが発生していないということです。
その場合、「新しいコンバージョンイベント」のボタンから、GTMのタグ作成時に付けたイベント名を登録することで、新規計測できるようになります。

以上で、Contact Form 7の送信フォームのコンバージョンをGoogleアナリティクスで計測するための手順が完了しました。
この方法を使えば、フォーム送信が正確に計測され、ウェブサイトのコンバージョン率を的確に把握できるようになります。

定期的なモニタリングと最適化

一度設定が完了したからといって終わりではありません。
ウェブサイトのアクティビティを継続的にモニタリングし、必要に応じてContact Form 7の設定を調整することが重要です。
以下の方法で各ポイントを意識しましょう。

・フォームの定期的な見直し
フォームの最適化解析ツールを使用し、フォームの入力項目やレイアウト、CTA（Call to Action）など、フォーム自体を定期的に見直し最適化します。
ユーザビリティの向上は、フォームの送信率を向上させます。

・プラグインやGoogleタグマネージャーのアップデート
Contact Form 7プラグインやGoogleタグマネージャーなどが最新バージョンであることを確認し、必要に応じてアップデートしましょう。
念のためアップデート後もフォームが正しく動作しているかの確認をした方がよいでしょう。

コンバージョンデータを分析することで、フォームの改善点を特定できます。
今回の設定で得られたコンバージョンのデータをぜひ、より戦略的なフォームの最適化にお役立てください。