各種ツールにはタイムラグがある
集客やSEOのためにはコンテンツ制作が欠かせませんが、旬なネタであればあるほど多くの流入が見込めます。
第六章でもGoogleトレンドやキーワードプランナーを使ってユーザーニーズを汲み取る方法を紹介しましたが、それらのツールに情報が集まって掲載されるまでにはどうしてもタイムロスが発生します。
まだ多くの方が知らない情報を提供することができれば、検索からの流入のみならず、「このサイトを見ておけば最新情報が手に入る」とサイトの信用度向上にもつながります。
ファンが増えてリピーター数が上昇する、良い結果を生みます。
旬な最新情報を集めるためには様々なニュース記事やブログに目を通して情報収集する手段が用いられますが、情報探しでネットサーフィンをし続けるのはかなりの時間と労力を用します。
効率的に知りたい情報だけを収集してコンテンツ制作に役立てることはできないか?そんな時に役立つ自動的に最新情報をキャッチアップ方法を紹介します。
GoogleアラートとInoreaderによる情報キャッチアップ
Googleアラートとは、特定のキーワードを登録しておくと、そのキーワードに関連したコンテンツがウェブ上に公開されたタイミングで通知を送ってくれるという、Googleが提供している無料ツールです。
Googleアラートは通知方法を「メールアドレス」「RSS」の2種類の方法から選択できます。今回は「Inoreader(イノリーダー)」というRSSフィードを組み合わせ情報収集をおこなう方法について紹介します。
- Googleアラートにログインします。
- 検索ボックスに通知を受け取りたいキーワードを入力します。その後、オプション表示をクリックしましょう。
[図表221] - 各種詳細設定をおこなえます。お好みの配信頻度や件数を設定しましょう。この時に「配信先」を「RSSフィード」に変更して「アラートを作成」ボタンを押します。
[図表222]
- 作成後、RSSフォードマークをクリックします。
[図表223] - RSSフィードのページが表示されたら、このページのURL(https://www.google.co.jp/alerts/feeds/~)をコピーして控えておきましょう。
[図表224]
- 「Inoreader」にログインします。はじめて利用する方はフリーのアカウント作成をおこないましょう。
[図表225] - 管理画面内の左メニュー「購読アイテム」の横にある「+マーク」を押すと表示される「RSSフィードマーク」をクリックします。
[図表226] - 上部の検索ボックスに、先ほどGoogleアラートで控えておいたURLを貼り付けます。
[図表227]
- 作成したGoogleアラート名が表示されていることを確認しましょう。間違いなければ「購読」ボタンを押せば作業は完
了です。
- 設定したキーワードのRSSフィードが購読アイテムに追加されています。更新情報があればここから閲覧することができます。
[図表229]
以上で情報収集を完全自動化することができるようになります。
なお、「Inoreader」はスマートフォンアプリを無料で利用することも可能なため、外出先でも瞬時に情報を収集したい場合は、ぜひアプリをインストールして通知機能をONで利用しましょう。
情報の取りこぼしを減らすことができるでしょう。