ファーストビューの3秒間
「ファーストビュー」とは、サイトを開いたときの1番最初の画面のことです。つまり、ランディングページの1番最初に見える部分のことになります。
人間はこのファーストビューを3秒間見て、その先を「読みたい」か「読みたくない」かを判断します。
ファーストビューでそのページを離れてしまうユーザの割合(直帰率)はランディングページで70%以上、コーポレートサイトで40~60%と言われています。
つまり、最初の「インパクト」次第でユーザーはその先に読み進めたいかどうか変わってくるため、このファーストビューをどうするのかを慎重に検討する必要があります。
画像効果で3秒の壁を突破
ファーストビューの3分の1以上を画像が占めるページ(特にセールスページに多い傾向)の場合、画像の選定により3秒を突破できる可能性が高まります。
人間の目に留まりやすい画像は「人物」です。無機質なモノよりも「人間」や「動物」はインパクトが高く、目に留めて読み進める傾向が高まります。
【画像のインパクト順位】
風景写真 < モノ < 人物
第二章で説明の「その先も読み進めたい」と思う「キャッチコピー」と合わせて、ヘッダー画像一工夫することでまずは3秒ルールを突破させることを心がけましょう。
ユーザーにストレスを与える3秒の壁
サイトの表示速度はユーザーのストレスにも大きな影響を与えます。以下はGoogleの公式発表による、表示速度と直帰の関係性です。
● 表示速度が1秒⇒3秒となると、直帰率は32%UP
● 表示速度が1秒⇒5秒となると、直帰率は90%UP
● 表示速度が1秒⇒6秒となると、直帰率は106%UP
● 表示速度が1秒⇒7秒となると、直帰率は113%UP
● 表示速度が1秒⇒10秒となると、直帰率は123%UP
[図表220]
また、モバイルページの読み込み速度が 3 秒以上かかると 53% の訪問者がそのサイトを離脱するということがわかっています。
[出典:Think with Google 2017]わずか3秒、されど3秒
人間はたった3秒間でその先の閲覧を判断します。ここで取り逃してしまうと当然コンバージョンは発生しません。
ファーストビューも表示速度も3秒が重要だという事を忘れずに、ユーザーを引きつけるサイト制作をおこないましょう。