売り上げが発生しやすい状況を把握
「どのランディングページに流入した際のお申し込みが多いのか」「どの流入経路のお申し込みが多いのか」「どのようなユーザ属性のお申し込みが多いのか」など、販売状況=コンバージョンの情報を把握することができます。
商品購入の傾向を把握できれば、そのターゲットや流入経路をさらに強化するという施策をおこなうことができます。
ここではコンバージョンのレポートで最もよく見る「目標 > 概要レポート」を説明します。
目標 > 概要レポート
Googleアナリティクスの「目標 > 概要レポート」は、「各目標=商品の売上」の数やコンバージョン率(成約数)を把握することができます。
グラフの単位を「週別」に切り変えることにより、「月初と月末どちらが申し込みが多いのか」、時間別に切り替えることにより「どの時間帯でよくお申し込みが発生しているのか」のようなデータも確認できます。
こうした情報がわかれば、「お申し込みが発生しやすい時間を狙って広告を配信してみよう」「このようなユーザー属性に向けて広告を配信してみよう」といった、アクセス解析に基づいた確度の高い施策を打ち出せるようになります。
[図表55]
【目標の完了数】「コンバージョン数=商品売上数」をあらわします。Googleアナリティクスで商品の購入完了(目標)の設計をすることで、販売データを閲覧できます。
【コンバージョン率】商品の購入率です。100の訪問(セッション)中に1人が購入すれば、コンバージョン率は1%となります。
【年間のコンバージョン数の推移】<推奨期間>年間。売れやすい時期、売れ行きの悪い月の傾向を調査する時に向いた期間グラフです(図表56)。
[図表56]
【週のコンバージョン数の推移】<推奨期間>1ヶ月。月初と月末のどちらが売れやすいのか、月内のコンバージョンの傾向を調査する時に向いた期間グラフです(図表57)。
[図表57]
【時間のコンバージョン数の推移】<推奨期間>1日。コンバージョンが発生しやすい時間帯を把握できます。その時間帯に広告を配信するといった施策の提案につながります(図表58)。
[図表58]
【参照元/メディア】どこから流入した際に、どの程度のコンバージョンが発生しているかを把握できます。コンバージョン数やコンバージョン率が高い流入元を特定して強化するのも良し、伸び悩んでいる経路に対して施策を強化する際の参考にもなります。
[図表59]
認知(起点)を把握できるマルチチャネルレポート
コンバージョンだけではなく、商品またはサイトを知ってもらうきっかけ(起点)となった流入経路を確認することもできます。
マルチチャネルレポートでは、「コンバージョンにつながった最後の流入経路」だけではなく、「認知(起点)の段階、もしくは中間の段階でどの流入経路が商品購入のきっかけに繋がったのか」を把握するアトリビューション分析が可能になっています(図表60)。
[図表60]
目標レポートを使い、商品購入(申し込み)までのプロセスを確認するようにしましょう。