実績/ケーススタディ④

ECサイトの
デジタルマーケティング
施策事例

高い費用をかけて作ったサイトが機能せず赤字に…
このショップがどのようにして黒字化したのか

結果の概要

258%

月間売上

2.14倍

検索経由の訪問者数

5％

コンバージョン率

課題

新たに立ち上げた食品通販のECサイトが、開設半年経過しても期待した売上を上げられていません。初期投資として高額なコストをかけたウェブサイトの制作にも関わらず、その効果はイマイチで、訪問者数の少なさや売上の低迷に悩まされています。

ECサイト運営者は、プロの制作会社にサイトを作ってもらえば間違いなく売上に繋がると考えていましたが、実際にはアクセス数の増加や導線設計、ユーザーに満足してもらうためのコンテンツ設計など、サイト構築と運営にあらゆる取り組みが不足していたことが問題です。
特に、サイトへのアクセス数やユーザー行動が把握できておらず、ターゲット層への効果的なアプローチやマーケティング戦略が抜け落ちています。

また、商品の魅力を伝えるためのコンテンツやプロモーションの不足が、売上向上の妨げとなっている状況です。

解決策/戦略

この食品通販ECサイトの売上を向上させるために以下のデジタルマーケティング戦略を策定しました。

実施施策

アクセス解析

SEO対策

Web広告

コンテンツ改善

アクセス解析

アクセス解析ツールの導入
Google アナリティクスが未設置だったため導入し、現状分析から開始しました。日時のページビュー数、訪問者数、滞在時間、コンバージョン率などの重要な指標を分析し、これから進めていくマーケティングの方向性の確認とユーザーニーズを把握しました。その結果、月間でも100訪問程度、コンバージョン率が約1%のため、現状は月に1件の商品が売れている程度ということがわかりました。これで、目標値である月間100件の販売のためには10,000訪問者を獲得する計画を立てることができるようになります。

SEO対策

SEO戦略の最適化
10,000訪問を獲得するために、中長期的な訪問者獲得戦略としてSEO対策を実施しました。単純に検索結果勝負といっても大手ECサイトが上位を独占してしまうため、できるだけニッチなキーワードでの露出を高めていく戦略を取り、ボリュームは大きくないが購入に至りやすいキーワードを選定しました。そのキーワードをコンテンツに組み込み、検索順位の向上を目指しました。

Web広告

バナー広告出稿による短期的な集客施策の実施
できる限り早く結果を出したいとのことで、認知度を高めるためにGoogleディスプレイ広告、Yahoo!ディスプレイ広告によるバナー広告の出稿を開始しました。SEO対策が軌道に乗るまでの間は広告による集客でまかなうことを目的とし、月間20,000アクセスを目標として比較的低クリック単価で獲得できる戦略のもと、短期間での流入数確保を実施しました。

コンテンツ改善

商品コンテンツの差別化
大手ECサイトと比較されると通常の売り方ではターゲットを逃してしまうため、商品の魅力や使い方、レシピ提案など、ターゲットの関心を引きつける豊富なコンテンツを用意します。これらはブログや動画、SNSへの投稿も同時におこなって商品の価値を伝え、ターゲット顧客の興味関心を高めました。

結果

アクセス解析ツールの設置からはじめ、ユーザーニーズを把握しながら集客施策とコンテンツの改善をおこなった結果、当ECサイトの売上が前月比で258%向上しました。
特にアクセス解析の導入によるデータを駆使したマーケティング戦略は、これまで勘で運営してきたユーザーニーズとの乖離を埋めることができ、いかにユーザーが求めている商品・情報を提供できるのかといった顧客理解と効果的なアプローチ手法の発見に役立ちました。

Web広告によるショップ名の認知度向上に加え、中長期的な戦略として仕込んでいたSEO対策が１ヶ月目から上位表示化され、アクセス数が12倍・コンバージョン率も5%向上し、毎日ショップへ注文が発生する結果へとなりました。