実績/ケーススタディ③ - 大阪のWebマーケティング会社

ポータルサイトの
デジタルマーケティング
施策事例

弁護士事務所ポータルサイトのデータを可視化して
新規顧客獲得と継続率を高める計画

結果の概要

2.59倍

サイト訪問者数

25%

掲載継続率

３倍

新規掲載申込み数

課題

弁護士事務所を紹介するポータルサイトを運営しているが、訪問者が各弁護士事務所のページにどれだけクリックして遷移しているのか、そしてそのクリックが実際に問い合わせや予約にどれだけ繋がっているのかの計測ができていません。
この状況では、ポータルサイトを通じた各弁護士事務所への実際の問い合わせ貢献度や、サイト自体のマーケティング効果を正確に把握し、評価することが困難です。

ポータルサイトへの掲載料が主な収益源であるこのサイトは、各弁護士事務所への具体的な成果報告、さらには新規掲載事務所を獲得していくうえで根拠となるデータの提示が不可欠であり、サイト運営を継続していくためにはデータ計測が非常に重要な意味を持ちます。
正しい報告をするためにも、クリック数やコンバージョン率を正確に計測することがサイトの価値を高めるポイントとなります。

解決策/戦略

クリック率と貢献度を計測ためのデジタル戦略を以下の通り策定しました。

実施施策

アクセス解析

コンテンツ改善

SEO対策

アクセス解析

アクセス解析ツールの導入
Google アナリティクスは導入していたがデフォルトの設定のままであり、各弁護士事務所ページへ遷移するクリック計測や問い合わせフォームの送信数は計測していませんでした。まずはこれらのデータ計測から開始し、データが取れるようになることで訪問者の行動パターンや人気のページを正確に把握できるようになり、サイトコンテンツの改善や見せ方、新たな広告枠の拡大といった戦略まで立てることができるようになりました。

Googlタグマネージャーを用いたイベント計測
訪問者が弁護士事務所のページへのボタンをクリックした数、問い合わせフォームへの送信数など、重要な行動をカウントして計測できるように設定しました。これにより、クリックから問い合わせまでのユーザー行動を詳しく分析できるようになりました。また、ポータルサイトへ掲載を依頼している弁護士事務所へもどの程度の貢献度があるのかを数値として示すことができるようになりました。

月次レポートの提供
各弁護士事務所へのボタンクリック数、フォーム送信数をまとめ、お客様である弁護士事務所の方へ毎月お送りするレポートを作成しました。作成してお渡ししたレポートは毎月自動で数値が更新される仕様のため、一切のレポート作成から開放されて大幅な時間短縮にも繋がりました。　

コンテンツ改善

コンバージョンフローの分析
ポータルサイトは貢献度が顧客リピートに重要なため、サイト訪問からクリック、さらに問い合わせに至るまでのコンバージョンフローを分析しました。訪問者が途中で離脱するポイントを特定し、ページコンテンツの配置を転換してユーザビリティ改善をおこないました。問い合わせページへの遷移数も向上する重要な施策となりました。

問い合わせフォームの最適化
設置されている問い合わせフォームから問い合わせ完了までの数値を計測した結果、80%が離脱していることが判明。そこで、フォームのどの入力箇所で離脱が発生しているのか、エラー箇所が出ている箇所を分析し、最適化をおこないました。さらに、フォーム送信完了数をコンバージョンとして計測し、成果に直結する行動を明確にしました。

SEO対策

SEO対策の強化
ポータルサイトは集客数も重要なポイントとなるため、SEO対策を強化して検索エンジン経由の流入を確保するための施策を実施しました。タグ周りの整理と内部リンクを適切に張り巡らせる施策を実施することで、これまで2ページ目に表示されていたサイトの順位が1ページ目まで上昇。ウェブサイトへの集客数が増加し、ポータルサイトの認知度や関心が深まりました。

結果

アクセス解析とデータ計測設定を施した結果、ポータルサイトは各弁護士事務所へのクリック数や問い合わせ数、コンバージョン率を正確に出すことができるようになり、弁護士事務所への貢献度を測定できるようになりました。
これにより、クライアントからの信頼を大きく向上させることができ、掲載継続率が25%向上しました。
また、月次報告用の定点観測レポートを作成したことにより、毎月のクライアントへの報告用資料の作成時間が大幅に短縮され、ウェブサイトのコンテンツ制作に時間を割くことができるようになりました。これらは新規顧客獲得にも大きな影響が出ており、サイト経由の掲載申込数が昨月費で3倍ほどに増える結果となりました。