ヒートマップツールとは
Googleアナリティクスはアクセス解析のデータを取得することはできるものの、取得できるデータはデフォルトでは「ページビューデータ」となります。つまり「そのページが読み込まれた」といったデータしか見ることができません。
例えば「電話ボタンが何回タップされたか」「PDFが何回ダウンロードされたか」「動画が何回再生されたか」、こうしたユーザの挙動を取る事はデフォルトのGoogleアナリティクスではできません。
Googleアナリティクスの「イベント」機能を設計することでこれらのデータを取得することが可能になりますが、「ユーザがページ内のどの部分をクリックしているか」「ページのどの部分が注目して見られているか」といったデータまでは把握することができません。
こうしたユーザーの挙動を簡単に把握することができるツールが「ヒートマップツール」です。
ヒートマップツールは様々な企業が提供しておりますが、例えば「UserHeat」は以下のデータを収集することができます。
①ユーザがページ内でクリックした場所が見える「クリックヒートマップ」
②ページ内のどこが注目して閲覧されているのかが見える「熟読エリア」
③ページのどの部分で離脱が発生しているのかがわかる「離脱エリア」
これらの情報をサーモグラフィーで視覚的に解析することができます。
ヒートマップツールによりユーザーのサイト上の行動を可視化し、コンテンツの改善に役立てましょう。
[図表31]
[図表32]
UserHeatの導入方法
※登録(無料)が済んでいる事が前提
- UserHeatの管理画面上部のメニュー内「解析タグ発行」をクリックします(図表33)。
[図表33] - 表示される「解析タグ」を控えておいてください(図表34)。
[図表34]
- Google タグマネージャーにログインします。
- 左メニュー内「タグ」をクリックし、右部分の「新規」をクリックします(図表35)。
[図表35]
- 上部に名前「ヒートマップ」と入力し、「タグの設定」をクリックします(図表36)。
[図表36] - メニュー内から「カスタムHTML」を選択します(図表37)。
[図表37] - HTML・・・控えておいた「解析タグ」を貼り付けます。
その後、下の「トリガー」をクリックします(図表38)。
[図表38]
- 「All Pages」を選択します。
- 戻ったページで「保存ボタン」を押します(図表39)。
[図表39] - 上部メニューの「公開ボタン」をクリックします(図表40)。
[図表40] - (1) バージョン名・・・「ヒートマップ導入」など、わかりやすい名前(任意)
(2) バージョンの説明・・・「ヒートマップを導入しました」など、わかりやすい説明(任意)
(3) 「公開ボタン」を押せば、連携は完了です。
[図表41]
以上で事前準備は完了です。