マイクロコンバージョンに目を向けずには「コストで終わる」

商品販売数が少ない場合はアクセス解析自体が困難

商品が購入されない限り売上は発生しませんが、購入だけを最終ゴールに設定していると、特に高額商品を扱っている場合は顕著ですが、商品の購入に至る顧客数は非常に少なくなります。

例えば、自動車を専門に扱っているウェブショップの場合、販売数あたりの利益は大きいですが、販売数自体は多くはないでしょう。

第三章のアクセス解析で説明の通り、商品販売数=コンバージョン数、コンバージョン率は、サイトの改善ポイントを見つけ出す上で非常に重要な指標です。

しかし、この指標は商品販売数がある一定数なければ、改善ポイントを探るための正確な数値とはなりません。

ある一定数のコンバージョンがあることで、どのランディングページが販売に貢献しているのか、どのページが離脱の原因として改善すべきページなのかを判断する事ができるようになりますが、数がなければ途中経過のユーザー行動を効率化する事ができません。

最終ゴールにこだわらない、顧客行動をコンバージョンに設定

このような場合はマイクロコンバージョン、つまり最終ゴールの前に取る行動をコンバージョンとして計測することで「数」を取り、ページ改善ポイントを見つけてサイトの効率化を測る事が可能です。

例えばメルマガ登録者数をコンバージョンとして計測する事で、興味を持っている見込み客リストを抽出する、または資料請求によりさらに見込みの高い顧客リストを抽出する、などが考えられます。

「数」を取得して改善ポイントを発見する

マイクロコンバージョンは売上が発生する最終ゴールではないものの、コンバージョンの敷居を低くする事で数を計測する事ができるため、本来見つけにくかった改善ポイントの発見に貢献します。

購入前のユーザー途中経過行動として観測する事は、仮に最終ゴールのコンバージョン数が少なかったとしても実施した施策が「良かったのか、悪かったのか」の判断基準とする事ができます。

直接的、目先の売上だけにこだわらず、将来的な見込み客にも目を向けましょう。多くのマイクロコンバージョン獲得の意識一つで、稼ぐホームページを作ることができるようになります。

この記事を書いた人
株式会社トモシビ 石本憲貴
株式会社トモシビ 石本憲貴

WACA認定 ウェブ解析士マスター / AJSA認定 SEOコンサルタント
デジタル庁 デジタル推進委員
京都医健専門学校 スポーツマネジメントテクノロジー科 非常勤講師
大阪リゾート&スポーツ専門学校 スポーツITトレーナー科 非常勤講師

1987年生まれ。関西大学法学部法律学科卒業。
大学在学中、独学でWEBサイト制作 / プログラミング / WEBマーケティングを学ぶ。
大学卒業後、成果を上げる事に徹底的にこだわった「WEBコンサルティング会社」を設立
2020年に「株式会社トモシビ」を設立。『「勝てるWEB戦略」をモットーにしたコンサルティング業』として、アクセス解析/SEO対策/ウェブサイト・LP制作/広告運用など、これまでで240社以上の支援実績。現場の最前線で実作業もこなす現役プレーヤーとして活躍中。
WEBマーケティング、Google Analytics の活用法を教える企業研修・セミナーなどの『講師活動』をこれまで250回以上実施。

【著書一覧】
1. ウェブ解析スペシャリストが教える! 稼ぐサイトをつくる「7つの秘訣」(セルバ出版)
2. 現場で使える Googleタグマネージャー実践入門(マイナビ出版)
3. 1週間でGoogleアナリティクス4の基礎が学べる本(インプレス社)
4. Googleデータポータルによるレポート作成の教科書(マイナビ出版)
5. 自社サイトをコストで終わらせないために ウェブ解析士の事例発表集(31)(Kindle)
6. 自社サイトをコストで終わらせないために ウェブ解析士の事例発表集(37)(Kindle)
7. 自社サイトをコストで終わらせないために ウェブ解析士の事例発表集(51)(Kindle)
8. 自社サイトをコストで終わらせないために ウェブ解析士の事例発表集(57)(Kindle)

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