検索エンジンで自社のサイトを上位に表示させるためには、この「SEO対策」がとても大切です。
本記事では、SEO対策の種類を「内部対策」「外部対策」「テクニカル対策」の3つに分けて、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
専門用語はできるだけかみくだいて説明し、これからWebサイト運営やWebマーケティングに取り組む方でも理解できる内容にしています。
「まずは何から始めればいいの?」という疑問をお持ちの方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
SEO施策は大きく分けて3つ!内部・外部・テクニカル対策の種類を紹介
SEO対策は「検索エンジンで上位に表示されやすくするための工夫」のことです。この施策には大きく3つの種類があり、それぞれアプローチする場所や目的が異なります。分類を知ることで、自社のWebサイトに今どんな改善が必要かを判断しやすくなります。
SEO施策ってどう分類されているの?
SEO施策は、次の3つに分類されます。
- 内部対策(オンページSEO):自社サイトの中にある要素を整える施策。ページの構造や文章、見出し、画像の設定などが該当します。
- 外部対策(オフページSEO):他のWebサイトから評価されるように働きかける施策。被リンク(他サイトからのリンク)を得るための取り組みなどが含まれます。
- テクニカル対策(テクニカルSEO):検索エンジンのロボットがページを正しく読み込めるようにする施策。サイトの構造や読み込み速度、セキュリティ対応など技術的な部分を改善します。
このように、「何を対象に対策を行うか」によって分類され、それぞれの役割がはっきり分かれています。
内部対策・外部対策・テクニカル対策の違い
3つの施策には目的や手法の違いがあります。以下は、特徴を比べやすいように整理した一覧です。
対策の種類 | 対象 | 主な内容 | 特徴 |
---|---|---|---|
内部対策 | 自社のWebページ | キーワード設計、見出し構成、画像のalt属性など | 自分で管理・改善しやすい |
外部対策 | 外部サイトとの関係 | 被リンク獲得、サイテーション、SNSでの拡散 | 第三者評価が重視される |
テクニカル対策 | サイトの技術的側面 | 表示速度、モバイル対応、構造化データなど | 専門的な知識が必要なこともある |
内部対策は、Webページの中身を改善して検索エンジンに内容を正しく伝えることが目的です。
外部対策は、他サイトからの信頼を得ることで評価を高めるための工夫です。
テクニカル対策は、クローラー(検索エンジンのロボット)がサイトを巡回・理解しやすくする技術的な整備です。
それぞれの施策が目指している効果とは
3つのSEO施策は、それぞれ異なる目的をもって取り組みます。
内部対策が狙う効果は、ページの情報を検索エンジンとユーザーにわかりやすく伝えることです。タイトルや見出しにキーワードを入れたり、画像にalt属性を設定することで、どんなページなのかが正確に伝わるようになります。
外部対策は「信頼されるサイトであること」を示すための施策です。たとえば、ある記事が多くのWebサイトからリンクされていれば、それだけ価値ある情報だと判断されます。信頼性や話題性が評価に影響します。
テクニカル対策は、検索エンジンがサイトの情報を正しく読み取り、インデックス(検索結果に登録)できるようにするために行います。表示スピードが遅かったり、スマホで見にくいサイトは評価が下がる原因になります。
このように、3つの施策はそれぞれ異なる方向から検索順位の向上を支えています。
初心者でも取り組みやすい施策はどれ?
SEOが初めての方でも取り組みやすいのは内部対策です。自分でWebページを管理している場合、改善できるポイントが多くあります。
- タイトルにキーワードを入れる:検索されたい言葉をタイトルに含めることで、検索エンジンに内容を伝えやすくなります。
- 見出し(h1・h2など)を整理する:記事の構造が整い、読みやすくなります。
- alt属性を設定する:画像の内容を説明するために使います。検索エンジンには画像が読めないため、文字で補足します。
- 内部リンクを設置する:自サイト内の関連ページへリンクをつなげることで、訪問者の滞在時間や巡回数が増えます。
外部対策やテクニカル対策は、ある程度の時間やスキルが必要ですが、内部対策は今日からでも始められる作業が多いのが特徴です。
また、無料ツールを活用することで、施策の状況を確認したり、改善点を見つけることもできます。
- Google サーチコンソール:検索結果にどのように表示されているかを確認できるツール
- PageSpeed Insights:ページの読み込み速度を測り、改善点を教えてくれるツール
まずは内部対策から始めてみることが、SEO施策への第一歩です。その後、必要に応じて外部・テクニカルの対策に広げていくとよいでしょう。
内部対策のポイントと主な項目一覧【初心者向け】
SEO対策の中でも取り組みやすく、自社で進めやすいのが内部対策です。内部対策とは、自分のWebサイトの中にある情報や構造を整えることを指します。検索エンジンにとってわかりやすく、同時に閲覧する人にとっても見やすいページを作ることが目的です。
内部対策ってどんなことをするの?
内部対策は、サイト内のさまざまな要素を整えて検索エンジンからの評価を高めるための施策です。以下のようなポイントが中心になります。
- コンテンツの内容:ユーザーが求めている情報が書かれているか
- キーワードの使い方:検索される言葉が自然に盛り込まれているか
- ページ構造:情報が階層的に整理されているか
- URLの設計:意味のある短いURLになっているか
- 内部リンク:他ページとのつながりが明確か
内部対策は、検索エンジンに「このページはどんな内容か」を正確に伝えることを目的にしています。
サイト内の文章や構成を整える
ユーザーがページを読んでいて、内容がすんなり頭に入ってくるかどうかはとても重要です。文章の整え方ひとつでページの見やすさと伝わりやすさが大きく変わります。
- 一文を短く区切る:読みやすさを優先し、句読点の位置に注意する
- 難しい言葉は言い換える:Web初心者にも理解できる表現に置き換える
- 段落を適度に分ける:文字が詰まりすぎないように見た目にも配慮する
- 重要な部分を太字にする:読み飛ばされにくく、要点が伝わりやすくなる
文章が整理されていると、ユーザーエクスペリエンス(UX)が高まり、滞在時間や回遊率も上がります。
タイトルや見出しを工夫する意味
タイトルや見出しは、ページ全体の「内容の要約」のような役割を持っています。検索エンジンもここを特に重視して評価します。
- タイトルタグには狙いたいキーワードを入れる:ページの主題が明確になる
- h1はページに1つだけ使う:そのページの一番大きな見出しとして設定する
- h2・h3で情報を整理する:文章が整理され、読みやすくなる
- キーワードの詰め込みすぎは避ける:不自然な文章になると逆効果
検索結果に表示されるタイトルはクリック率に直結します。検索者の目を引き、かつ内容が伝わる言葉選びが重要です。
スマホ対応や表示スピードも重要
現在のWebサイトでは、スマホからのアクセスが非常に多くなっています。スマホに最適化されていないページは見にくく、すぐに離脱されてしまうこともあります。
- スマホでの表示が崩れていないかを確認する:レスポンシブデザインが必要
- フォントサイズやボタンの大きさにも配慮する:指で操作しやすいかどうか
- 画像や動画の容量を抑える:ページの読み込みが遅くならないようにする
- Webフォントやスクリプトの読み込み順を最適化する:不要なコードは減らす
Googleはページの表示スピードも評価基準のひとつとしているため、できるだけ軽くて速いページを作ることが大切です。速度計測にはPageSpeed Insightsの活用がおすすめです。
クローラーが巡回しやすいサイトにするには
検索エンジンのロボットは「クローラー」と呼ばれ、Web上を巡回してページの内容を読み取っています。クローラーが迷わずページを見つけられる構造にしておくことが大事です。
- サイトマップを設置する:XMLサイトマップでページ構造を伝える
- robots.txtの設定で巡回ルールを伝える:アクセスしてほしいページとそうでないページを明確にする
- 内部リンクでページ同士をつなげる:孤立したページがないように構成する
- リンク切れや重複コンテンツをなくす:正しい情報構造を保つ
クローラーが効率よく巡回できれば、それだけインデックス(検索エンジンに登録されること)もスムーズに進み、ページが表示されるまでの時間も早くなります。
内部対策は、検索エンジンとユーザーの両方にとって「わかりやすいWebページ」を作る作業です。Web初心者でも少しずつ対応できる内容が多いため、SEO対策の第一歩として非常に効果的です。完璧でなくても、できることから1つずつ改善していくことが評価につながります。
外部対策とは?被リンクやサイテーションの基本を解説
外部対策とは、自分のWebサイト以外の場所で得られる「信頼」や「評価」を高めるためのSEO施策です。検索エンジンは、他のWebサイトからどのように扱われているかを参考にして、表示順位を決めています。外部対策では、被リンクやサイテーションといった要素が特に重要とされます。
外部対策は「信頼されているか」がカギ
検索エンジンは、たくさんの人に信頼されているサイトを上位に表示したいと考えています。そのため、他のWebサイトがあなたのサイトを紹介しているかどうか、どのような評価をされているかをチェックしています。
- 被リンクが多い:多くのサイトからリンクされていると、そのページの情報が役立つとみなされる
- 質の高いサイトからの評価がある:信頼性のあるWebサイトからのリンクや言及は高く評価されやすい
- SNSやニュースサイトでも話題になっている:ユーザーの注目を集めていると判断されやすい
つまり、「他の人やメディアに紹介されているかどうか」が、検索エンジンから見た評価に強く影響します。
被リンクって何?どうやって得るの?
被リンクとは、他のWebサイトから自分のWebサイトへ向けて貼られたリンクのことです。検索エンジンはこれを「おすすめされている」と捉えます。
- 自然な被リンク:記事の内容に共感した他サイトが、自発的にリンクを貼ってくれる
- 自作自演のリンク:自分で複数のサイトを作ってリンクを貼る行為。ただし、検索エンジンのルールに反するとペナルティを受ける可能性がある
質の良い被リンクを集めるためには、ユーザーにとって役立つコンテンツを作ることが基本です。その上で、次のような工夫ができます。
- オウンドメディアで情報発信する:専門的で信頼できる情報を定期的に発信する
- 業界ポータルサイトに登録する:リンクを掲載してもらえる場所を増やす
- プレスリリースを活用する:PR TIMESなどを使って情報を広める
- 他サイトへの寄稿を行う:他社のメディアに記事を書いて紹介してもらう
無理にリンクを増やすよりも、自然な形で共有されるコンテンツ作りが最も重要です。
サイテーションとは?リンクがなくても効果あり
サイテーションとは、リンクが貼られていなくてもWeb上で自分のサイトや会社の名前、サービスが言及されていることを指します。
たとえば「株式会社〇〇が新サービスを開始」などの情報が他のサイトに掲載されていれば、検索エンジンはその名前や評判が広がっていると判断します。
- 社名や商品名が取り上げられている:名前だけでも認知が広がっていると評価される
- ブログやSNSで紹介される:口コミとしての効果もあり、ユーザーからの信頼も高まりやすい
- レビューサイトで触れられる:信頼性や実績の証明にもつながる
サイテーションはリンクがないため、気付きにくいですが検索エンジンはしっかり見ています。特に、地名や店舗名など地域に関連する情報はSEOにも大きな影響があります。
信頼されるサイトを作るためにできること
検索エンジンやユーザーから信頼されるサイトになるためには、内容だけでなく全体の雰囲気や対応も重要です。以下のような点を意識することで、外部からの評価が上がりやすくなります。
- 正確でわかりやすい情報を発信する:誤解を生まない説明や、具体的な事実に基づいた情報を掲載する
- サイトの見やすさや使いやすさを整える:レイアウト、フォント、カラー、メニュー構成を整理してユーザーエクスペリエンスを高める
- プロフィールや運営者情報を明記する:誰が書いているのかがわかるだけで信頼度が大きく上がる
- 更新を継続する:定期的な情報更新があれば「放置されていない」と判断される
- 口コミやレビューに対応する:ポジティブな声だけでなく、ネガティブな意見にも丁寧に対応することで信頼が深まる
外部対策では、「これをすれば一気に評価が上がる」という近道はありません。誠実で有益な情報発信を続けることで、自然とリンクやサイテーションが増えていきます。
短期間で被リンクを得ようとすると、ペナルティのリスクがあるため注意が必要です。Googleのガイドラインに準拠しながら、「紹介される価値のあるサイト」を目指すことが外部対策の基本です。
SEOコンテンツの作り方とは?ユーザーに評価される記事構成のコツ
SEOコンテンツとは、検索エンジンに見つけてもらいやすく、同時にユーザーが読みやすいように設計された記事のことです。どれだけ検索上位に表示されても、読まれなければ意味がありません。検索されるための工夫と、読者の役に立つ内容の両方を意識して、評価されやすい構成を作ることが重要です。
ユーザーが求める情報を考える
検索される記事を作るためにまず必要なのは、ユーザーの疑問や悩みに答えることです。SEOでは、単にキーワードを使うだけでなく、そのキーワードで検索する人が「何を知りたいか」を考えることが重要になります。
- 検索意図を読み取る:キーワードの背景にある「知りたいこと」「解決したいこと」を想像する
- 読者のレベルに合わせる:初心者向けか、実務経験者向けかによって説明の深さを変える
- 過去の自分を想像する:同じ悩みを持っていたときに読みたかった内容を思い出す
- 検索キーワードを調査する:ラッコキーワードや[Googleサジェスト]で関連語を確認する
コンテンツの「中身」を考える段階で、検索キーワードに合わせてテーマや構成を決めることがポイントです。
読みやすい見出しの付け方
ユーザーはページをすべて読むとは限らず、見出しだけを追って内容を判断していることも多いです。そのため、見出しは「どこに何が書いてあるか」をわかりやすく伝える役割があります。
- h2は大見出し、h3はその補足という構成にする:階層がわかりやすいと読みやすくなる
- 見出しにはキーワードを含める:検索エンジンにも「この記事の主題」が伝わりやすくなる
- 疑問形の見出しはユーザーの関心を引きやすい:「◯◯とは?」「どうすればいいの?」など
- 曖昧な言葉を避ける:「これ」「それ」など指示語は見出しでは使わない
ページ内の見出しだけ読んでも内容の概要がわかるように設計することで、ユーザーエクスペリエンスが高まります。
キーワードの使いすぎに注意!
キーワードを意識するあまり、不自然に同じ言葉を繰り返してしまうと、検索エンジンからスパムと判断されることもあります。また、ユーザーにとっても読みにくい文章になってしまいます。
- 自然な文脈でキーワードを使う:あくまでも文章の流れを優先する
- キーワードの言い換えや関連語も使う:Googleは「意味の近い言葉」も理解できる
- ビッグキーワードとロングテールキーワードをバランスよく使う:一語の強いワードだけでなく、複数語で具体性のあるワードも活用する
- ページ全体でのキーワード比率を意識する:目安としては全体の3〜5%程度に留める
検索順位を上げたいキーワードがあっても、読み手を置き去りにした文章では意味がありません。あくまで自然な文章の中で伝えることが大切です。
長すぎず、短すぎない文章を意識する
1つ1つの文章が長すぎると理解しづらく、短すぎると情報が足りなくなってしまいます。文の長さには適度なリズムが必要です。
- 1文の目安は60〜80文字前後:読みやすさを意識する
- 句読点の位置にも注意する:息継ぎのような間があると読みやすくなる
- 文章の構造を意識する:結論→理由→補足の順がわかりやすい
- 表現の繰り返しを避ける:同じ表現ばかりだと読み疲れてしまう
また、一段落ごとにテーマを切り替えることで、情報が整理されて伝わりやすくなります。
役に立つ記事とは?内容の質がポイント
検索エンジンは、「実際に読んだ人にとって役立つかどうか」を非常に重視しています。そのため、ただ情報を並べるだけではなく、読者にとって意味のある情報かどうかが判断されます。
- 一次情報や体験談を盛り込む:ネットに溢れている情報のコピーにならないようにする
- 具体的なデータや引用を使う:信頼性が上がり、内容に深みが出る
- 図解や画像で補足する:視覚的に理解を助ける工夫をする
- 悩みに対して明確な回答を示す:答えが曖昧なままだと満足度が下がる
質の高いコンテンツとは、読者の疑問に対して「納得できる情報」が提供されているかどうかで評価されます。
検索エンジンの評価も、ユーザーの行動(滞在時間、直帰率、共有数など)を参考にしているため、読んだ人が「読んでよかった」と感じられる構成と内容が最も重要です。記事の中身こそがSEOの核となります。
テクニカルSEOの施策内容とおすすめ無料ツール
テクニカルSEOとは、検索エンジンがWebページを正しく読み取って評価できるように、サイトの裏側を整えるための施策です。デザインや文章の内容というよりも、Webサイトの「仕組み」に関わる部分の最適化を指します。検索結果にきちんと表示されるためには、見えない部分の技術的な調整が欠かせません。
テクニカルSEOとは?初心者にもできる対策
テクニカルSEOは、コードやシステムに関わるため「むずかしい」という印象を持たれがちですが、基本的なチェックや対応は初心者でも取り組めることが多いです。
- サイトの読み込みスピードを改善する
- モバイル対応(スマホ表示)を整える
- SSL化(https化)で安全な接続にする
- リンクエラーや重複コンテンツの見直しを行う
- クローラーが巡回しやすい構成を整える
これらはすべて、ユーザーエクスペリエンスの向上と検索エンジンからの評価向上に繋がります。
サイトの構造を整える意味
検索エンジンは、ページの見た目ではなく、構造やルールに従って正しく情報が整理されているかを重視しています。構造が整っていないと、重要なページが見つからなかったり、間違った評価をされてしまうことがあります。
- ディレクトリ構成を整理する:トップページ→カテゴリ→詳細ページのように、情報の階層が分かるようにする
- パンくずリストを設置する:現在どのページを見ているかが一目でわかり、内部リンクの強化にもなる
- ナビゲーションメニューをシンプルにする:必要な情報にすぐアクセスできる設計にする
サイト構造が整理されていると、ユーザーも迷わず情報にたどり着けるため、離脱を防ぎ滞在時間も伸びやすくなります。
「インデックスされる」とはどういうこと?
「インデックス」とは、検索エンジンにページが登録され、検索結果に表示される準備が整った状態のことを指します。ページを作っただけではインデックスされず、検索エンジンのクローラーにページを見つけてもらい、内容を理解してもらう必要があります。
- noindexタグがあるとインデックスされない:意図せず付けてしまっていると、検索に出てこない
- インデックスされないとSEO効果がゼロになる:どれだけ内容が良くても、検索結果に出なければ意味がない
- Googleサーチコンソールで確認できる:Googleサーチコンソールで「インデックス登録のリクエスト」が可能
インデックスの状態は定期的に確認し、新しく作ったページがきちんと登録されているかチェックすることが重要です。
無料で使えるチェックツールを紹介
テクニカルSEOでは、自分のサイトがどんな状態にあるかを把握するためのツールが欠かせません。初心者でも使いやすい、無料の便利なツールを紹介します。
- Googleサーチコンソール:https://search.google.com/search-console/
インデックスの状況やエラーの確認ができる。ページが検索に出ているかをチェックする必須ツール。 - PageSpeed Insights:https://pagespeed.web.dev/
ページの表示速度を計測し、改善点を具体的に教えてくれる。 - Mobile-Friendly Test:https://search.google.com/test/mobile-friendly
スマホ対応ができているかをチェックする。スマホユーザーが多い今、モバイル最適化は重要。 - Screaming Frog SEO Spider(無料版あり):https://www.screamingfrog.co.uk/seo-spider/
サイト全体を分析できるデスクトップツール。リンクエラー、重複、タイトルタグなどをチェック可能。
無料でもかなり多くの問題点を発見・分析できるので、定期的なチェックをおすすめします。
専門的な対策が必要な場合の考え方
テクニカルSEOは、ある程度までは自分で対応できますが、CMS(WordPressなど)のカスタマイズやサーバー設定、構造化データの設計などは、知識が必要になることもあります。
- JavaScriptやCSSの最適化:読み込み順やコード量を調整することで、表示スピードが向上する
- 構造化データを使って検索結果を強化する:商品のレビューやFAQなどをリッチスニペットで表示させるには特定の記述が必要
- XMLサイトマップを自動生成・送信する:サイト全体のページ構成を検索エンジンに伝える
対応が難しい場合は、社内のWeb担当者やSEO専門のコンサル会社に相談する選択肢もあります。ただし、業者選びは実績や費用、対応内容をしっかり確認した上で判断しましょう。
テクニカルSEOは見えない部分の整備ですが、検索順位やページの評価に直接つながる大事な要素です。ツールを活用しながら、サイトの状態を把握し、必要に応じて改善を続けることが、長期的なSEO対策につながります。
最新のGoogle動向とSEOに与える影響とは?
SEO対策は、Googleの評価基準が変わるたびに見直す必要があります。なぜなら、Googleは検索エンジンを使う人のために、常に検索結果の品質を改善しようとしているからです。そのため、順位が急に上がったり下がったりすることがあり、定期的にGoogleの動向をチェックすることが重要です。
Googleはどんな基準で順位を決めている?
Googleは、検索した人が「求めている情報に素早くたどり着けるか」を最も大事にしています。そのため、ページの内容、構成、読みやすさなど、多くの要素を総合的に判断しています。
- ページの内容が検索キーワードと一致しているか:ユーザーが求める答えが書かれているかをチェックする
- サイトの専門性・信頼性があるか:誰が書いているか、正しい情報か、根拠があるかが見られる
- 表示速度やモバイル対応ができているか:快適に使えるサイトかどうかも評価対象になる
- ユーザーエクスペリエンスが良好か:使いやすさや回遊しやすさなども影響する
Googleは数百の要素をもとにページを評価していると言われています。一つひとつの対策が積み重なって順位に反映されます。
コアアップデートとは?影響を受ける理由
Googleが年に数回実施する大きな評価基準の変更を「コアアップデート」と呼びます。これは、検索結果の質を全体的に向上させるための調整です。特定のページやサイトだけでなく、インターネット全体に影響を与える大きな更新になります。
- 過去に評価されていたページが急に順位を落とすことがある:コンテンツの質が他サイトより低いと判断される可能性がある
- 逆に、今まで見向きされなかったページが急に上位に表示されることもある:ユーザーにとって価値があると認められた場合
- 被リンクやSNSでの言及、サイトの信頼性なども評価に含まれる
Googleは、コアアップデートについて具体的な基準を公開していませんが、Google検索セントラルでアナウンスやヒントを発信しています。日々の運用で何を改善すべきかは、公式情報をチェックして判断する必要があります。
直近で話題になった変更点まとめ
ここ最近、SEO担当者の間で注目されたGoogleの動きはいくつかあります。特に以下のような変更は、大きな影響を与えました。
- 「ヘルプフルコンテンツアップデート」:ユーザーの役に立つコンテンツかどうかを重視するアップデート。単にキーワードを詰め込んだ記事では順位が下がりやすくなった。
- 「E-E-A-T」強化:専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)に加えて、経験(Experience)も評価基準に加えられた。一次情報や実体験を含んだ記事が評価されやすい。
- AIコンテンツの扱い:AIによって自動生成された記事の中には品質が低いものもあるため、人の目で確認された内容かどうかがより重要になっている。
- ページエクスペリエンスシグナル:モバイル対応、表示速度、広告の量などが順位に影響するようになった。
これらは一例であり、Googleは日々アルゴリズムを微調整しているため、定期的に順位が変動することは珍しくありません。
アルゴリズムに対応するにはどうすればいい?
アルゴリズムの変更に振り回されないためには、「検索する人にとって本当に役立つ情報」を継続して届ける姿勢が基本です。そのうえで、具体的にできる対策は次のようなものです。
- 情報の質を高める:誰でも書ける内容ではなく、体験や実績、事実に基づく情報を加える
- 定期的に記事を見直す:古くなった情報やリンク切れを放置しない
- 構成を整える:見出し・段落を使って情報を整理する
- 検索意図に合わせて書く:ビッグキーワードだけでなく、ロングテールキーワードを活用し、検索する人の状況に合わせる
Googleは短期的なテクニックよりも、長く読まれ続けるコンテンツを評価する傾向を強めています。そのため、地道な改善や見直しがSEOにおいて重要なポイントです。アルゴリズムの影響を受けにくくするためにも、基本に忠実で、ユーザーに喜ばれる内容を意識することが最善策です。
SEO対策のメリットとデメリットをわかりやすく解説
SEO対策は、Webサイトを検索結果で上位に表示させるための工夫です。広告費をかけずに長期的に集客できる点で注目されていますが、良い面だけでなく、取り組む前に理解しておきたい注意点も存在します。ここでは、SEOの代表的なメリットとデメリット、どんな業種に向いているのか、続ける際の考え方までをわかりやすく紹介します。
SEOのメリット:広告費をかけずに集客できる
SEO最大の魅力は、Web広告のように掲載ごとに費用が発生しない点です。検索エンジンで自然に上位に表示されることで、安定したアクセスを獲得することができます。
- 継続的な集客が見込める:広告を止めても検索結果に表示されていればアクセスは続く
- 広告費を削減できる:Google広告やFacebook広告にかかる費用が不要になる
- クリックされやすい:検索結果の上位表示は広告よりも信頼性が高く見られやすい
- 長期的な効果が期待できる:一度上位を取れれば、その後もしばらくアクセスが継続する
Web広告は短期的には効果的ですが、費用がかかるため継続にはコストがかかります。SEOはコンテンツ作成などに初期の手間は必要でも、うまく運用すれば費用を抑えた集客が可能です。
SEOのデメリット:すぐに結果が出にくい
SEOは結果が出るまでに時間がかかる点がデメリットです。ページを公開したからといって、すぐに検索結果に反映されるわけではありません。
- 検索エンジンが評価するまでに時間がかかる:インデックスや評価のタイミングに差がある
- 競合が多いと上位表示が難しい:特にビッグキーワードはすでに多くのサイトが対策している
- コンテンツ制作に時間が必要:質の高い記事を用意するには調査や執筆の時間が必要
- アルゴリズムの変化で順位が変動する:Googleの方針が変わると順位も大きく動く可能性がある
短期間で成果が見込めないため、長期的な視点で取り組む必要があります。短期間の効果を求める場合は、Web広告との併用も検討する価値があります。
向いている業種やサービスはある?
SEOはすべての業種に適しているわけではありません。商品やサービスの性質、検索される頻度によって向き不向きがあります。
- 検索ニーズが高いジャンルに向いている:住宅、不動産、教育、健康、美容、ITサービスなどは検索数が多く、SEOとの相性が良い
- ロングテールキーワードが多い分野も有利:ニッチなキーワードが多い業界は、大手と差別化しやすい
- 購入までに比較検討される商材に向いている:価格や機能などを比較したいユーザーが多い場合、役立つ情報を提供することで評価されやすくなる
- リピート性のある商品・サービスとの相性が良い:繰り返し検索されるテーマは安定したアクセスを得やすい
一方で、緊急性が高いサービス(鍵開け、水漏れ修理など)や一時的なイベント告知などには向いていないこともあります。
継続がカギ!短期間では判断しにくい理由
SEOの成果は、コンテンツの蓄積と評価の積み重ねによってじわじわ現れてきます。そのため、数週間の取り組みで成果が見えないからといってやめてしまうのはもったいないです。
- 検索エンジンはサイトの歴史を重視する:運営期間が長く、継続的に更新されているサイトは評価が高まりやすい
- 被リンクやサイテーションの蓄積も時間が必要:外部からの評価はすぐに得られないことが多い
- 継続してデータを見直すことが重要:GoogleサーチコンソールやGoogle アナリティクスを使って定期的に状況を確認し、改善する
短期間では「アクセスが増えた」「順位が上がった」といった目に見える効果が出にくいですが、記事の質や構成を改善し続けることで、後から大きな成果につながる可能性があります。
SEO対策は、時間をかけて信頼を築いていくマーケティング手法です。短期的な成果を求めるのではなく、長く安定した集客を目指すための「土台作り」として捉えることが大切です。広告と組み合わせて使うことも選択肢のひとつとして有効です。
SEO対策の費用相場はどれくらい?依頼前に確認したいポイント
SEO対策は、自社で行うか外部に依頼するかによって費用や内容が大きく変わります。Web初心者の方にとっては「何にどのくらいのコストがかかるのか」「どこまでやってもらえるのか」といった疑問があるかもしれません。ここでは、SEO対策の費用相場と契約時の注意点をわかりやすく解説します。
自社でやる?業者に頼む?どちらが良い?
SEO対策は、自分たちで学びながら取り組む方法と、SEO専門の会社に依頼する方法の2通りがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自社の状況に合わせて選ぶことが大切です。
- 自社で行う場合の特徴
- 費用が抑えられる
- 社内にノウハウが蓄積できる
- 時間と人手が必要 - 業者に依頼する場合の特徴
- 専門知識を活かして施策を実行してもらえる
- 短期間で一定の効果が出やすい
- 費用がかかる
費用をかけたくない、学びながら進めたい場合は自社対応も有効ですが、時間や人的リソースが足りない場合は、外部に依頼した方が効率的なこともあります。
月額費用の目安はどれくらい?
SEOの外注費用は、どの範囲まで対応してもらうかによって異なります。一般的な月額費用の目安を以下に示します。
- ライトプラン(月額5万円以下)
- 簡単なキーワード提案やコンテンツアドバイスが中心
- 実作業は自社対応が必要になることが多い - スタンダードプラン(月額5〜15万円程度)
- キーワード調査、記事構成案、内部対策アドバイスなど幅広く対応
- 簡単なレポートや効果測定も含まれる - フルサポートプラン(月額20万円以上)
- コンテンツ制作、被リンク対策、分析、改善提案などを一括対応
- 担当者がついて毎月報告・運用を代行する場合もある
費用が高いほど対応範囲が広くなり、手間は減りますが、自社でどこまでできるかによって最適なプランを選びましょう。
費用が安い=効果が低いとは限らない
「安い=効果が出ない」と感じてしまうかもしれませんが、一概には言えません。内容と目的に対して妥当な価格かどうかがポイントです。
- コンテンツ制作を含まないプランなら安くても問題ない:作成を自社で行う場合は、コンサルティングだけの低価格プランも有効
- 内容を明示している業者は信頼しやすい:何にいくらかかっているかが明確な場合、金額の高低にかかわらず納得しやすい
- 逆に「保証付き」「◯位以内確約」などには注意が必要:検索エンジンの順位はコントロールできないため、こうした契約は避けた方が安心
コストパフォーマンスは「費用対効果」で判断することが重要です。
契約前に必ず確認したい内容と注意点
SEO業者と契約する前に、以下のような点を必ず確認しておきましょう。契約後のトラブルを防ぐためにも非常に大切です。
- 契約期間は決まっているか:最低◯ヶ月の継続義務があるかどうかを確認
- 対応範囲はどこまでか:レポート作成・コンテンツ制作・外部対策など具体的に聞く
- 費用に含まれない項目があるか:記事1本ごとの追加料金、被リンク購入費などが別請求になる場合もある
- 解約のタイミングと条件はどうか:途中で成果が出ない場合にどう対応してもらえるか
- 実績や運用中のサイトはあるか:過去の対応例を見せてもらうことで、実力や方向性が見えてくる
また、契約内容に不明点がある場合は必ず文書で確認をとり、口約束だけで進めないことが基本です。
外部委託に不安がある場合は、スポット契約(単発依頼)で様子を見る方法もあります。1ヶ月だけアドバイスをもらう、1記事だけ構成をお願いするなど、最初から長期契約にしない工夫もおすすめです。
SEO対策は、単に「高い業者が良い」わけではなく、「どこまでサポートしてくれるか」「内容が明確か」で選ぶことが大切です。自社の課題や目標を整理したうえで、必要な施策に絞って費用を比較すると、より納得のいく選択ができるでしょう。
これからSEO対策を始める方へ:効果を上げるためのチェックリスト
SEO対策を始めたいと考えても、「何から手をつければいいか分からない」という人は多いです。SEOは一度やって終わりではなく、準備・実施・改善を繰り返して初めて効果が出る取り組みです。この記事では、これから始める方向けに、SEO効果をしっかり出すためのチェックポイントを順を追って解説します。
最初に準備しておくべきもの
SEOを始める前に、必要な環境やツールを整えることが大切です。準備不足のままだと、何が効果的だったのか、どこが悪かったのかが分からなくなってしまいます。
- Googleサーチコンソールの登録:公式ページで無料アカウントを作成し、サイトの検索状況を確認できるようにする
- Google アナリティクスの導入:Google アナリティクスで訪問者の動きを把握し、改善に活かす
- SSL(https)対応:安全な通信環境を用意し、検索エンジンからの信頼性を高める
- XMLサイトマップの設置:検索エンジンにページの構造を伝えるためのファイルを用意して送信する
- robots.txtファイルの確認:検索エンジンがアクセスすべきページを正しく認識しているか確認する
準備段階でつまずくと、その後の効果測定や改善が難しくなるため、ツールの導入と初期設定は必ず行っておくべき基本作業です。
キーワードの選び方と使い方
SEOでは、ユーザーがどんな言葉で検索するかを想像し、それを記事内でうまく使うことが非常に重要です。キーワードには、大きく分けて「ビッグキーワード」と「ロングテールキーワード」があります。
- ビッグキーワード:検索回数が多く競合も多い単語(例:SEO、ダイエット)
- ロングテールキーワード:検索回数は少ないが、具体的でニーズが明確な複数語(例:SEO 無料ツール 初心者)
ロングテールキーワードのほうが上位表示されやすく、成果につながりやすいアクセスが見込めます。
- 検索意図に沿ったキーワードを選ぶ:知りたい、買いたい、比較したいなどのニーズに合わせる
- 見出しや本文に自然に取り入れる:不自然に繰り返さず、読みやすさを損なわない
- タイトルタグやメタタグにも使用する:検索結果に表示される情報にもキーワードを反映する
キーワードは「入れるだけ」ではなく、「どう使うか、どこに入れるか」も重要です。
サイト改善で見直すべき項目
記事の内容だけでなく、Webサイト全体の使いやすさや構造もSEOには大きく関係しています。見落としやすいポイントを含めて、次のような点をチェックしましょう。
- タイトルと見出しの適切な使用:情報が階層的に整理されているか
- 画像にalt属性を設定しているか:画像内容を検索エンジンに伝えるための説明文を入れる
- モバイル対応がされているか:スマホで見たときも使いやすい設計か
- 表示速度が遅くないか:PageSpeed Insightsでチェック可能
- リンク切れや重複ページがないか:巡回の妨げになる要因は早めに修正する
こうした改善は、ユーザーエクスペリエンスを高め、検索エンジンの評価にもつながります。
定期的な見直しで成果を維持する
SEOは一度上位に表示されても、その状態がずっと続くとは限りません。競合サイトの動きやGoogleの評価基準の変化により、順位は変動します。
- アクセス数や検索順位を定期的にチェックする
- 古くなった情報を更新する
- クリック率や直帰率を確認して、内容や構成を調整する
- 新しいキーワードや検索トレンドを調査し、記事を追加する
SEOは「続けること」自体が価値になります。見直しを怠ると、順位が下がり、アクセスが減る原因にもなります。
分からないときはプロに相談してもOK
SEOの知識がないまま独学だけで進めると、時間ばかりかかってしまうこともあります。手に負えないと感じたら、専門のプロに相談することも選択肢のひとつです。
- 単発での相談(スポットコンサル)も可能な業者もある
- 無料相談や初回分析があるサービスを利用するのも良い方法
- 信頼できる業者は料金の内訳や対応内容が明確であることが多い
中長期的に取り組む場合でも、最初にプロの視点で方向性を整えてもらえば、その後の作業がブレずに進めやすくなります。
SEOは「検索されるための準備」と「使いやすいサイトづくり」の両輪が必要です。効果を出すために必要なことをリスト化し、1つずつチェックして進めることで、継続的な成果につながります。焦らず丁寧に進めていく姿勢が大切です。
まとめ
SEO対策は、検索エンジンで上位に表示されるようにWebサイトを整える取り組みです。広告のように費用がかかることなく、長く安定した集客が見込めるのが特徴です。ただし、すぐに結果が出ないことや、やるべきことが多いことから、最初は戸惑う方も多いかもしれません。
対策は「内部対策(サイト内の構成や文章)」「外部対策(他のサイトからの評価)」「テクニカル対策(ページの構造や仕組み)」の3つに大きく分かれます。それぞれが違う役割を持っていて、バランスよく取り組むことが大切です。
記事の内容では、ユーザーが知りたいことに答えることが最も大切です。無理にキーワードを詰め込むのではなく、自然で読みやすく、役に立つ情報を書くことが評価につながります。また、見出しの付け方や文章の長さなど、細かいポイントも意識することでSEO効果は大きく変わります。
SEOは一度やれば終わりではなく、定期的な見直しと改善が必要です。ときには専門のプロに相談するのも良い方法です。できることから少しずつ始め、コツコツ続けていくことが成果を高める近道です。焦らず、正しい方向で進めていきましょう。